院長ブログ西尾 謙三郎

お客様は鼻先の低さと丸みを気にされて来院されました。
鼻先は低くアップノーズで、鼻柱が小鼻より高い位置（ＡＣＲが上向き）にありました。
本来は鼻先や鼻柱をしっかり伸ばす鼻中隔延長が良いですが、ご本人様が鼻中隔延長は怖いということ、鼻中隔がもともと曲がっていることもあり、軟骨移植を希望され、鼻尖縮小・軟骨移植をおこないました。
左耳の軟骨を採取し、軟骨を重ねて鼻先を下方向に中心に伸ばしました。

半年後の画像では、正面像では鼻先が鼻尖縮小で細くなってすっきりしたのが分かります。
鼻先が下方に伸びたことでバランスが改善して鼻の穴が目立ちにくくなりましたね。
側面像を見ると、アップノーズをが改善したのがよく分かります。
軟骨移植では大きく鼻の特徴を変えられませんが、今回の症例のようにご自身の鼻の個性を残しながらバランスを整えることが可能です。
鼻中隔延長のように鼻先を硬くしたくない・曲がるなどのリスクを取りたくないという方にはおすすめです。

今回の方は、ACR上向きなので鼻孔縁挙上も追加すると、小鼻が引きあがってよりバランスは良くなるかもしれません。

（手術前）⇒（２ヶ月後）

糸リフト（ミントリフト２ミニフレックス）を中顔面に片側２本、フェイスライン方向に４本で左右合計１２本入れた症例写真です。
お客様は当初たるみを気にされており、中顔面もフェイスラインのたるみも引き上げたいと糸リフトを希望されました。

中顔面はほうれい線上のホホ骨のたるみのことで、通常片側２，３本糸を入れて引き上げます。
フェイスラインは通常片側５，６本糸を入れて引き上げます。
今回の症例の方はご希望もあって、フェイスライン方向は片側４本とやや少なく糸を入れています。

２ヶ月後の症例写真は、フェイスラインのたるみが引きあがってホホのふっくらがすっきりとしてフェイスラインがシャープになったかと思います。
斜めからの画像では、ほうれい線上のたるみも少し改善したように見え、中顔面のたるみが全体に引き締まって改善されましたね。

今回の糸、ミントリフト２ミニフレックスはらせん状にトゲがついていて３６０°組織をしっかりひっかけて引き上げることができます。
なので、リフトアップ効果が高いです。
さらに糸の素材が柔らかくなっていますので違和感や痛みも少なくなじみやすいので安心して糸リフトを行うことができます。