二重全切開を希望された方にまず眉下切開をおこなった症例 1週間後~3ヶ月後
二重埋没法が狭くなってきたので二重を切開して広くしたいとのことでご来院されました。
術前の状態はこのような感じでした。
瞼にはやや厚みがあり、眉を引き上げるとたるみもありました。
この状態で二重を切開で広くしてしまうと、二重幅が出にくかったり、厚ぼったくハム目感が出てしまうのが予想されました。
ようするに、たるみ・厚みがある状態で二重を広くしても無理がかかってしまうんですね。
なので、今回はまず眉下切開をおこなって、たるみや厚みを減らすことをお勧めしました。
二重術をおこなわずとも眉下切開だけで二重が広くなって目元もすっきりとして満足する可能性もあります。
やっぱり二重を広くしたいのであれば、眉下切開でたるみをとった後に二重術をおこなうと良いです。
そうすると、たるみをそのままにして無理やり二重を広くするより、自然な感じで二重幅が広くなります。
なので、今回のお客様もまず眉下切開から行うことになりました。
上まぶたのたるみを引き上げて眉下切開のデザインし、今回は最大9㎜幅の皮膚接除をおこなって上まぶたのたるみを減らすことになりました。
通常、眉下切開のたるみ幅の切除は8㎜前後なので、ややたるみが強かったということになります。
では、術後3か月後の画像を、術前と比較してみてもらいます。
(手術前)
(3か月後)
3か月後の変化はいかがでしょうか。上まぶたの厚ぼったさがすっきりとしたのがわかりますね。
目元が軽くなりました。
また、二重幅も全体的に広くなり、黒目部分はたるみで隠れていましたが、真ん中の二重幅も出ることで丸みのある二重になりましたね。
たるみが解除されたことで黒目付近の眉毛の生え際も見えるようになりました。
黒目も露出するようになり目力も出ました。
眉下切開は、二重を広くし、目も大きく見える効果があるので、自然なデカ目術とも言えるかと思います。
ちなみに3か月後なのでやや傷に赤みがありますが、色はもう少しで白く抜けていきます。
それで、経過の参考に、1週間後~3か月後の経過の画像を載せます。
(手術前)
(5日後、抜糸直後)
5日後は傷の赤みと内出血の黄色みがあります。
翌日からメイクが可能ですのでメイクでカバーしていただけます。
眉下切開のダウンタイムは1週間で見ていただければと思います。
(1ヶ月後)
内出血は引きました。
傷の赤みはまだ残っています。
これからさらに傷の赤みは白く抜けていきます。
(3か月後)
3ヶ月後でだいぶ傷の赤みは落ち着きました。
ただ、まだ若干赤みは残っています。
半年もすると白く抜けて傷は完成していきます。
眉下切開の完成は3ヶ月~半年を目安にみていただければと思います。
眉下切開について詳しくは以下のページをご参考ください。
- 内容:眉毛の下の皮膚を切除することで目の上のたるみを除去します。
- 料金:234,000~284,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。目立ちにくいが眉下に傷が残る。
自然な感じで目を大きく 目頭切開(Z形成)、二重埋没法(もとびアイプラチナム) 1週間後~6か月後
もともと一重で8年間アイプチをしていたそうです。
切らずに二重にしたいとのことで二重埋没法を希望されました。
アイプチでまぶたにたるみがあるため睫毛が隠されてしまっているので、睫毛の生え際が見える程度の二重にしたいということでした。
二重がまつ毛に近い方が(二重幅が狭い方が)睫毛のたるみをダイレクトに引き上げることができるのでまつ毛の生え際が見えやすくなります。
なので、二重はやや狭め自然な二重幅にすることになりました。
今回は3点連結の裏止め、もとびアイプラチナムでしっかり二重を作りました。
しっかり面で支えることで戻りにくく安定した二重になりやすい埋没法です。
また、目を大きくしたいのと、目頭側の二重幅を少しでも出したいとのことで目頭切開(z形成)も行うことになりました。
Z形成は後戻りも少なく広く行われている目頭切開です。
それでは、6か月後の画像を見てもらいます。
(手術前)
(6か月後)
6か月後なので目頭切開も二重埋没法も完成です。
まず、一重が二重になったことで目が明るくなりましたね。
自然な二重幅で、まつ毛の生え際もしっかり見えており、黒目も大きく露出するようになりました。
あとは、蒙古ひだについても見ていただくと、水かき様の蒙古ひだが解除されて本来の三角の目頭が出てきました。
そのぶん目の横幅も広がって、目が大きく華やかになりましたね。
ちなみに、Z形成の1辺の幅は左右とも2.5㎜で、術前の目の間の幅は37㎜でしたが術後は34㎜になり、3㎜目の間の幅が狭くなりました。そのぶん目の横幅が広くなっています。
埋没法で縦方向に、目頭切開で横方向に目が大きくなったことで全体に目が大きくなって明るくなりましたね。
1週間後の抜糸直後から6か月後までの経過も見てもらいます。
(1週間後)
抜糸直後です。
傷は赤く、まだむくんで腫れていますが徐々に落ち着いていきます。
抜糸の翌日からメイクが可能なのでメイクでカバーしていただけます。
目頭切開のダウンタイムは1週間でみてもらっています。
(1ヶ月後)
1ヶ月後は傷の赤みなどだいぶ落ち着いてきましたね。
ただ、1か月ピークで傷は硬くなりますので、まだ若干の赤みや傷の厚みが残っています。
(6か月後)
目頭の赤みやごつごつはほとんど落ち着いて完成しました。
傷はぱっと見よくわかりませんね。
二重もしっかりな陣で自然です。
ご希望に近い目元になったのではないかと思います。
- 内容:きらずに糸で二重を作ります。糸はまぶたの中に埋没されます。
- 料金:212,440~303,490円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、ゴロゴロ感。後戻りのリスク
鼻先をしっかり細くして高くしたい。鼻尖縮小(3D法)、軟骨移植、ストラット 1ヶ月後
アップノーズにはなりたくないとのことでした。
術前の状態は鼻先は団子鼻で、鼻先の皮膚は硬くて厚めでした。
鼻先アップノーズで、鼻柱は小鼻に対して後退していますね。(ACR上向き)
鼻先の皮膚が厚い人は、通常の鼻尖縮小で軟骨を寄せて細くしても外側に細くなった感じが出にくいです。
なので、今回は、3D法でしっかり段差を作って鼻先を細くすることになりました。
通常の鼻尖縮小と3D法の違いは以下の図の通りです。
3D法では段差を作ることで鼻先のサイドが低くなりしっかり細く見せることができます。
また、鼻先は立てた軟骨ぶんの高さが出て、鼻先を鼻柱方向に高くすることができます。
ちなに、3D法では内側脚が鼻先の支柱になるのですが、内側脚は細くて弱いため曲がったりするリスクがあります。
なので、図の赤い部分のように、ストラットという軟骨の支柱を通常立てる必要があります。
ただ、3D法だと、鼻柱方向に高さがでるので、アップノーズがさらに強調されてしまう可能性があります。
なので、今回は耳介軟骨移植もおこなって、鼻先を下方向(尾側方向)にも同時に伸ばすことになりました。
鼻先を斜め下方に伸ばすイメージです。
本当はACRは上向きなので鼻柱基部にも軟骨を入れるとより鼻としては整ってくるのですが、今回ご希望などもあり鼻先だけの手術としました。
それでは、術前術後のビフォアアフターを見てもらいましょう
正面からの画像を見ていただくと、鼻先が細くなったのがわかりますね。
お客様もご希望は鼻先を細くしたいなので、3D法でしっかり鼻先が細くなってご希望通りになったかと思います。
鼻柱基部に軟骨移植などをおこなってACRを整えればさらにバランスが良くなったかと思います。
下からの画像は鼻先の変化がわかりやすいので見ていただきます。
鼻先が細くなったことで、鼻の穴もやや縦長になりました。
3D法なので鼻先に高さが出ているのもわかります。
次は側面像で鼻先の高さがどうなったのか確認してみます。
3D法だけでは鼻先はよりアップノーズになりますが、耳介軟骨移植でshield graftを下方向に取り付けて伸ばしたことでアップノーズにならずに鼻先に高さを出すことができました。
また、ストラットを立てているので若干ですが鼻柱基部も下がってくれています。
通常の鼻尖縮3D法の違いについては下記コラムもご参考ください
以上が今回、鼻尖縮小3D法、軟骨移植、ストラットの効果でした。
以下の方は鼻尖縮小でも3D法がおすすめです。
・鼻先の皮膚が厚い方
・鼻先の軟骨が小さい方
・鼻先に高さが欲しい方
・鼻先をしっかり細くしたい方
団子鼻が気になる方はぜひご参考ください
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:268,000~317,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
たれ鼻を引きあげて整える。鼻尖縮小(3D法)、ストラット、鼻柱挙上 1ヶ月後
術前の状態はこんな感じです。
横から見ると鼻先の高さは弱く、鼻柱が下垂していました。
鼻柱がもともと下がっているために笑うと余計に鼻先の下がりが気になってしまっていました。
今回は、鼻先を細くかつ高さを出すために鼻尖縮小の3D法でしっかり鼻先を細くし、ストラットを立てることにしました。
鼻尖縮小の3D法は、通常の鼻尖縮小のように鼻翼軟骨を尖らせて寄せて細くするものではなく、鼻翼軟骨をカットして立てて段差を作ることで細くする方法です。
カットして中間脚を立てることで鼻先に高さを出すこともできます。
そして、鼻柱方向に高さが出るため、鼻先はアップノーズ方向に高くなります。
なので、今回の方にちょうど良い方法です。
3D法の際は内側脚の支柱が倒れたりしないように耳から軟骨を持ってきストラット(支柱)を挟んで立てます。
鼻柱や鼻尖を挙上するためにストラットを利用して、ストラットを鼻中隔軟骨に引き上げて固定することで内側脚ごと引き上げて、鼻柱や鼻先全体を挙上することにしました。
手術はオープン法でおこないます。
では術後の画像を見てもらいます。
まずは正面像です
1か月後は鼻先の丸み減り、すっきりしてメリハリが出ました。
また下がっていた鼻柱が引き上がって、鼻柱の垂れ下がりが改善したのがわかります。
次に側面像を見てもらいます。
丸く突き出ていた鼻柱が真っすぐになりましたね。
鼻柱と口唇の角度もちょうど良い角度です。
3D法で鼻先が高くなったのもありますし、3D法のストラットが鼻中隔に引き上げられて固定されたことでプチ鼻中隔延長のようになり鼻先にしっかり高さが出ています。
術前は低く垂れていた鼻先がしっかり正面を向いて整いましたね。
これで笑顔時に鼻先が下がったように見えにくくなったのではないかと思います。
鼻柱の下がりと団子鼻で鼻先が大きく見えてしまっていましたが、鼻柱が引き上がって鼻先も3D法で細くなったことで術前に気にされていた鼻先の丸みも改善しました。
お客様のご希望通りの鼻先になったのではないかと思います。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:268,000~317,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
目頭切開でとりすぎた蒙古ひだを戻したい。蒙古ひだ形成(逆Z形成) 1ヶ月後
(手術前)
1年前に他院で目頭切開のZ形成をされていました。
目が寄りすぎたので少し戻したいと希望され来院されました。
術前の状態は、このような感じで、すごく寄り目というわけではありませんが、ご本人は寄ってきつくなったと感じられていました。
目頭切開は結構雰囲気の変わる部分ですし、切開してしまったことを後悔して蒙古ひだ形成をしたいと相談に来られる方は意外といらっしゃいます。
目頭切開は切開する手術ですので、完全に戻したり、微調整して戻したりすることは難しいですが、ある程度は蒙古ひだ形成で戻すことができます。
眼間の距離は29㎜ありました。通常33㎜くらいと言われているので距離的には近めです。(距離だけではより目かどうかの判断は難しいのであくまで目安です)
今回の症例の方は、目頭切開で蒙古襞は少なくなっていますが、やや左右差があり、若干左に丸み・蒙古ひだが残っています。
もともと蒙古ひだは左の方が張っている方が多いので、前医で左のひだを少し取り残したのかもしれません。
今回は、逆Zの蒙古ひだ形成をおこなって蒙古ひだを戻すことになりました。
逆Z形成は下の図のように目頭切開のZ形成を逆に行うことで、蒙古ひだを作り直します。
この図のように目頭上部に作った三角弁を折りたたんで蒙古ひだにして、下方向に入れ込みます。
ちょうどZ形成の真逆のことをするので逆Z形成と言います。
逆Zでは、前回の傷を切っていくわけでなく、新たに大きめの三角弁を起こして蒙古ひだを作っていきますので、傷は増えることにはなります。
ただ、目頭部分は傷は目立たないことが多く、それほど目立つ傷にならないことが多いです。
さて、それでは、今回の方の手術前と1か月後の変化の画像を見ていただきます。
もともと左の蒙古ひだは若干残っていたので、Z幅は右は5㎜、左は4㎜の切開をおこなって左右差を調整しながら三角弁を作って蒙古ひだを形成しています。
術後の眼間は32㎜になりました。
3㎜なので、まあまあ蒙古ひだが形成されて目が離れましたね。
ちなみに、当院では通常の目頭切開の場合は平均2㎜前後寄せることが多い印象です。
前回のZ形成の傷は、蒙古ひだができたことで目頭の表側に出てきて少し見えてしまいます。
ちなみに、術後の画像は1ヶ月後の画像なので、傷にまだ赤みがあって目立って見えやすい時期です。
これが3か月、半年と経つともっと目立ちにくくなって完成していきますので、もっと傷は目立ちくくなります。
目立つ間はメイクでカバーしていただければと思います。
- 内容:目頭の蒙古ひだを切開して解除し、目の幅を広くします。
- 料金:248,000~294,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。目立ちにくいが傷が残る。目の印象が変わる。
眉下切開でまぶたの厚みを減らしつつ二重幅を広く(目の上たるみとり)
二重を少し広くしたいとのご希望でした。
また、瞼の厚みも気になっているとのことでした。
他院のカウンセリングでまぶたのたるみを指摘されていたそうです。
術前のまぶたの状態はこんな感じです。
もともと狭い奥二重で、かろうじて目尻側に二重の幅が若干出ているくらいの感じで、一重に近い感じの状態でした。
上まぶたの皮膚にも厚みがあり、特に二重の上のあたりが厚ぼったく見えてしまっています。
指で上瞼を引き上げるとある程度のたるみがありました。
眉を引き上げた感じは問題なく、ご本人もその状態をご希望されたため、眉下切開をおこなうことになりました。
手術は全体にたるみがあったため、眉頭の少し入ったところから眉尻まで眉下全体のたるみを切除します。
眉下切開は主に真ん中や外側中心にたるみを切除していき、あまり目頭側のたるみを切除することはできませんが、
外側のたるみばかり切除すると二重の末広が強くなり、引き連れが出てしまう可能性もあります。
眉下切開をしてつり目になったという方がいらっしゃいますが、この状態を指します。
なるべく外側に偏ったたるみ取りでなく、眉頭に近い部分も、可能な範囲でな切除するように心がけています。
違う方になりますが、参考に眉下切開の皮膚切除のデザインと術直後の状態はこんな感じになります。
なるべく眉頭側も切開してたるみを切除しています。
青いラインを毛根を温存するように斜めに切開(毛包斜切開)して皮膚と皮下脂肪を切除します。
その後に眼輪筋を縫い上げて(タッキング)瞼全体を引き上げます。
最後に丁寧に中縫いして傷を寄せ仕上げます。
この時、外縫いしなくても傷がぴったり寄るくらいにしっかり中縫いで寄せます。
そうすることで傷が目立ちにくくなります。
さて、今回のお客様の手術直後~6か月後の画像を経時的に見ていきましょう。
(手術直後)
麻酔でまぶたがむくんでいます。
眉下切開の場合は、腫れは割と早く引いてきます。
眉の下に切開線と、縫合した黒い糸が見えますね。
この糸は最短で5日後に抜糸可能です。
(5日後、抜糸直後)
抜糸直後は、傷はやや赤みがあります。
この赤みは薄くなりますが、3~6か月後まで薄く残ります。
うっすら黄色い内出血もありますね。
内出血は出ない方も多いですが、出る方は上瞼や目尻が黄色くなることがあります。
メイクは翌日から可能なので、傷の赤みやない取穴をカバーしたいただけます。
(1ヶ月後)
内出血も引いて赤みもだいぶ落ち着いてきましたがまだ傷に赤みは残っています。
1か月ピークで傷は硬くなりますので、眉下の傷は硬さでややごつごつしています。
(3か月後)
眉下の傷の赤みはだいぶ引いてきましたね。
白っぽく抜けてきました。
傷も柔らかく細くなって目立ちにくくなってきました。
(6か月後)
6か月後では傷は白く抜けていて、この辺切ったのかなぁ程度で、かなり目立ちにくくなりました。
それでは術前と6か月後の画像を比べてみましょう
(手術前)⇒(6か月後)
まずは、一重に近かった奥二重の幅が外側中心に広くなったのがわかります。
目元が優しく明るい印象になりましたね。
たるみが引きあがったことで、まつ毛の生え際が見えるようになり、黒目も大きく露出してデカ目効果も出ています。
厚ぼったく見えていた瞼が少しすっきりしたのもわかりますね。
術前のたるみがある状態で二重術で二重を広くしても、瞼の厚みはより厚ぼったくなり、二重幅も出にくく無理がかかってしまいます。
ただ、眉下切開では、この症例のように二重が自然な感じで広くなり二重術をせずに満足される方も多いかと思います。
もしもっと広くしたい場合は、まぶたのたるみが取れましたので、二重術で少し二重の位置を高くするだけで無理なく広い二重が出やすくなります。
このように、二重を広くした方では、たるみがある方は眉下切開が非常に自然に二重幅を出すことができますし、瞼の厚ぼったさも同時に減らしてくれるのでとてもお勧めです。
眉下切開については以下のページで詳しく解説していますのでご参考ください。
- 内容:眉毛の下の皮膚を切除することで目の上のたるみを除去します。
- 料金:234,000~284,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。目立ちにくいが眉下に傷が残る。
鼻の穴をみえにくくしたい。鼻尖縮小・耳介軟骨移植・ストラット 3か月後
術前の画像はこんな感じでした。
側面から見ると上口唇と鼻柱の角度が90°より開いてて鼻先が上を向いているのがわかります。
通常は90°ちょっとくらいが理想です。
また、鼻先はやや鼻翼軟骨が離れていて若干団子鼻でもあります。
よく見ると鼻先は左に傾いていて鼻の穴に左右差がありました。
鼻先の傾きは下からだとわかりやすいですね。
今回の手術では、まず鼻の穴を見えにくくするためにアップノーズを改善させます。
アップノーズの改善には、耳介軟骨移植をして鼻先を下方向に伸ばします。
ただ下方向に伸ばすだけでは、高さが足りなくなり、わし鼻のようなお辞儀した方向に行ってしまうので、同時に正面方向(前方)に高さも出します。
ただ、鼻先に軟骨を載せるだけでは、鼻先の軟骨が沈んで高さは維持しにくいので、今回は鼻柱部分の鼻翼軟骨内側脚の間にストラットと言われる軟骨を挟んで沈まないように土台の軟骨を強化しました。
また、ストラットを立てることで、左に傾いた鼻翼軟骨もまっすぐになるように修正することができます。
団子鼻に対しては、鼻翼軟骨をとがらせて寄せる鼻尖縮小を行います。
以上をおこなった術後の画像を見ていただきます。
(手術前)⇒(3か月後)
いかがでしょうか。鼻先が下を向いて鼻の穴が目立ちにくくなりましたね。
また、鼻尖縮小術でやや幅のあった鼻先が細くなったのがわかるかと思います。
ご希望通りになったかと思います。
次に側面像を見ていただきます。
(手術前)⇒(3か月後)
また、下方のみでなく、前方方向にも高さを出しているので鼻先が斜め下方に伸びて形が良くなりました。
ストラットを立てているので高さをキープしやすくなっています。
当初、お客様は、プロテーゼも考えていましたが、今回はご希望によりやらないことになりました。
ただ、もともと鼻根はそれほど高くなくて鼻筋は弱かったこと、鼻尖上部に少し段差があったこともあり、プロテーゼをやるとより良かったかもしれません。
鼻根が高くなって、鼻先上の段差も埋まってより鼻全体の印象が整っていたかと思います。
プロテーゼについては以下のページもご参考ください。
最後に下からの画像です。
(手術前)⇒(3か月後)
左右差がなくなりました。
鼻先に関しても下から見ると耳介軟骨移植で高さが出たのがわかります。
以上が術後の変化になります。
全体に鼻の穴が見えにくくなって鼻先も細くなり、鼻先の傾きも修正されました。
自然な感じで整ったと思います。
今回おこなった鼻尖縮小、耳介軟骨移植についてご興味がある方は、下記ページもご参考ください
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
重いまぶたの方にまず眉下切開をしてから二重術をおこなった症例 眉下切開+二重埋没法(もとびアイライト) 半年後
CATEGORY
術前はこんな感じの目元でした。
(手術前)
瞼が厚く、まつ毛や黒目がまぶたのたるみに隠されてしまっています。
眉毛も太く立派ですね。
この状態で仮に二重埋没法をおこなったとしても、食い込んで厚ぼったい二重になるのは想像しやすいかと思います。
たるみがあるので二重幅も出にくいですし、まつ毛側にもたるみが残ってハム目感も出てしまうでしょう。
なので、最初はご本人のご希望どおりに眉下切開で上まぶたのたるみを減らすことになりました。
まず眉下切開をおこなって3か月目の画像です。
(眉下切開3か月後)
眉下切開でたるみをとったことで隠れていた黒目が見えるようになって目が大きくなりました。
まぶたの厚みも眉下切開をしたことですっきりしましたね。
眉下切開には、
・二重が広くなる
・まぶたの厚みが取れる
・黒目や睫毛が見えるようにあって目が大きくなる
・瞼が軽くなる
・目と眉が近づく
などの効果があり、目元が大きくなってすっきりするためお若い方中心に人気の施術です。
眉下切開については以下のページもご参考ください。
ちなみに傷はやや赤みがありますが、もうすこしすると白く抜けてさらに目立ちにくくなっていきます。
さて、眉下切開でたるみがとれたところで、二重術で二重を作って仕上げます。
今回は二重埋没法の2点連結止めのもとびアイライトで自然な二重を作りました。
ただ、目の開きが悪く眼瞼下垂があるので、本当は眼瞼下垂の手術もおこなうとより目元は明るくなるのですが、今回はご希望により二重埋没法をおこなうことになりました。
ちなみに、もとびアイライトという二重埋没法は2点連結止めで、連結して瞼全体で二重をさせることで、
・二重が安定しやすい
・締め具合のコントロールがしやすい(無駄な腫れを抑えることができる)
・結び目は1個なのでポコつきのリスクが少し少ない
・後日抜糸しやすい
などのメリットがある埋没法で、当院でも人気の二重埋没法になっています。
では、二重埋没法をやる前と後でのビフォアアフターを見てもらいましょう
(手術前)⇒(3ヶ月後)
二重のラインがつくことでぼかし効果により雰囲気も優しい感じになっています。
本来はこれで眼瞼下垂の手術をするともっと目が大きくはっきりとして明るくなるかと思います。
それでは、眉下切開と二重埋没法を組み合わせたビフォアアフターも見てもらいましょう。
(手術前)⇒(6ヶ月後)
厚みもすっきり、目も明るく大きくなり、眉もすっきりしました。
単純に二重埋没法だけをおこなってもこのよう自然に目元は大きくならなかったかと思います。
たるみがある人では、まず眉下切開を行うのが鉄則です。
先に二重術を行ってしまうと、あとで眉下切開をおこなうと、二重が広くなりすぎたり、浅くなりすぎたりしてしまうのでできなくなってしまうことが多いです。
その場合は抜糸したりして二重埋没法をリセットする必要があります。
二度手間にならないためにも、無理なく自然な感じで二重幅を出すためにも、たるみ・厚みがある方ではまず眉下切開をおこなうのがおすすめです。
- 内容:切らずに糸で二重を作ります。糸はまぶたの中に埋没されます。
- 料金:96,600~148,000円
- リスク:一時的な腫れや内出血、ゴロゴロ感。後戻りのリスク
ACRを整える。鼻柱基部下降、鼻尖縮小+耳介軟骨移植、鼻翼縮小(内側法+外側法) 半年後
術前のお鼻の画像です。
小鼻の幅はやや広く、張り出しも若干あります。
鼻柱の基部がやや引っ込んでいて、鼻柱と唇の角度が90°より少し鋭(とがっている)でした。
鼻柱と小鼻の関係のACRは、鼻柱が鼻先に対して引っ込んでいる形で、やや上向きでした。
ACRは下向きがだと鼻は整って見えます。
ですので、今回は、
まず、鼻先をすっきりさせるために鼻尖縮小をおこない、鼻先に高さを出して整えるために耳介軟骨移植もおこないます。
耳介軟骨移植は耳の軟骨を採取して鼻先の高さを出したい方向に載せる手術です。
詳しくは以下のページをご参考ください。
そして、引っ込んだ鼻柱基部を引き出し、ACRを整えるために鼻柱基部に耳の軟骨をサイコロ状にしたものを移植しました。
あとは、目立った小鼻を小さくすっきりさせるために、小鼻縮小(内側法+外側)もおこなっています。
小鼻縮小は内側法で小鼻の横幅を狭くしつつ、外側法で張り出しを減らしています。
内側法と外側法を組み合わせることで小鼻の土台から動かすことができ、効果を高く後戻りを少なくすることができます。
組み合わせ手術で、小鼻を小さく、鼻先をすっきりさせて、ACRも整えることで、鼻全体をすっきり整えることになりました。
それでは術後の変化を見ていただきます。
(手術前)⇒(半年後)
まずは、小鼻の幅も張り出しも減って、小鼻が小さく目立たなくなってすっきりしましたね。
小鼻が小さくなると鼻先の丸み・団子鼻は目立ちやすくなりますが、鼻尖縮小で鼻先も細くすることで全体に鼻が小さくすっきりとしました。
耳介軟骨移植で鼻先の下方に厚みが出て鼻先が延長しているのもわかります。
また、鼻柱基部を軟骨を移植して下げたことでACRが下方向に移動して、鼻のバランスが良くなりましたね。
全体に自然できれいな変化です。
では、斜めからの画像も見ていただきます。
(手術前)⇒(半年後)
鼻先も鼻柱基部も軟骨移植で下方に下がって、鼻先は鼻尖縮小で細くなったのがわかります。
術前は小鼻も鼻先も全体に大きく不格好でしたが、術後は、小鼻と鼻先はすっきりしつつ、鼻先も鼻柱の基部も伸びたことでACRが整って鼻全体の印象がスッキリして形が良くなりました。
このように今回は、小鼻を小さく、鼻先を細く、鼻先と鼻柱基部を下降することを組み合わせることで、少しずつの変化でありますが、鼻全体が自然な感じですっきりしたかと思います。
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。
耳介軟骨移植後さらに鼻の穴を目立ちにくくしたい。鼻孔縁下降、鼻プロテーゼ(I型) 3か月後
以前に鼻尖縮小と耳介軟骨移植をしていた方です。
耳介軟骨移植で鼻先がやや伸びましたが、まだ鼻の穴が気になるとのことでご相談に来られました。
術前は鼻の穴の縁の鼻孔縁がせり上がって後退しており、鼻の穴が目立っていました。
鼻孔縁の組織が少ないことで鼻の穴がせり上がって大きく見えてしまいます。
このような方では横から見ても鼻の穴が見えやすく目立ってしまいます。
なので、今回は鼻孔縁を下げる鼻孔縁下降術(鼻孔縁延長術)をおこなうことにしました。
鼻孔縁下降術は耳の耳介軟骨を採取して鼻孔縁に移植して鼻孔縁を伸ばす手術です。
詳細は以下をご参考ください。
また、小鼻の幅も広く、鼻の穴を目立ちにくくさせるには小鼻縮小も良いのでご提案しましたが、小鼻に関しては鼻孔縁下降術の効果を見て段階的に考えたいとのことで今回は保留となりました。
また、もともとヒアルロン酸で鼻根を高くしており、今回の手術と合わせて、ヒアルロン酸を溶かしてプロテーゼへの入れ替えも希望されました。
なので今回は、鼻孔縁下降術+鼻I型プロテーゼの手術をおこなうことになりました。
では、手術前後の変化を見てもらいましょう。
(手術前)⇒(3か月後)
クローズ法だと鼻柱を切らないので傷が目立ちにくいです。
さて、術前はせり上がった鼻孔縁が術後は下がって競り上りが平坦になったのがわかると思います。
鼻の穴の印象も目立ちにくくなって少しすっきりしたね。
斜めから見た鼻孔縁も術前はせり上がって目立っていましたが、術後はせり上がりがなくなって鼻の穴が見えにくくなったのがわかります。
これで今後小鼻縮小をおこなうと鼻の穴はより目立ちにくくなるかと思います。
あとは、プロテーゼに関しては、正面から見ると鼻筋が通って鼻全体の存在感が出てきてバランスが良くなったかと思います。
鼻筋が通って全体のバランスが良くなることで、目立っていた鼻先や鼻の穴が目立ちにくくなる効果もあります。
また、斜めからの画像では鼻根部に厚みが出て高くなったのがわかります。
今回の手術では、鼻孔縁下降術と鼻プロテーゼの効果も相まって鼻の穴は目立ちにくくなり、全体のバランスも良くなったかと思います。
鼻の穴が目立つのには、鼻孔縁が上がっているのはもちろん、アップノーズだったり、小鼻自体が大きかったりいくつか原因があります。
鼻の穴が気になる方は、原因は何かをはっきりさせたうえで適切な手術を考えていただければと思います。
以下の記事もご参考ください。
- 内容:鼻の穴を切開してシリコンプロテーゼを入れることで鼻筋を通し鼻根を高くします。
- 料金:207,080~234,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、ズレのリスク