二重目がぱっちりする理由と目が大きく見えるメイク・二重を作る方法を解説
作成日:2016.12.6 更新日:2024.4.6
一重の方はぱっちりとした印象的な二重の目にあこがれますよね。
また、奥二重の方も幅の広い二重になると綺麗な華やかな目元になります。
幅広の二重はメイクにも幅がでてより美しく見せやすくなりますよね。
では、なぜ二重の幅が広くなると目が大きく華やかに見えるのでしょうか。
何故?と考える方はあまりいらっしゃらないかも知れませんが、今回のコラムで勝手に考察してみました。
理由がわかれば目を大きく見せるにはどうしたら良いのかのヒントになりそうですね。
一緒に考えていきましょう!
目次
なぜ二重の目元は大きく見えるか
さて、なぜ二重の人の目元は大きく印象的に見えるのでしょうか。
その謎解きは普段皆さんがおこなっているメイクにあるかと思います。
メイクをされている女性なら自然と身についていて何を今さらとなるのかもしれませんね。。
メイクではアイシャドウを塗ってアイラインを引いて、マスカラでまつ毛を太くして・・・ はたして何をしているんですかね??
試しにシンプルな円にまつ毛と二重を書いてに飾り付けしてみましょうか。
マルが一回り大きく、印象的に見えるようになりますね。
もっと良い例はあるのかもしれませんが簡単にイメージをつかんでもらえればと思いました。
大げさに言いますと、、、
ただの円は無機質で冷たい感じですが、まつ毛と二重をつけたことでより大きく見え、ナチュラルで深みのある円になりましたね。
デカ目でなくデカ丸になりました。
普通の円よりもてそうです(笑)
ところで、なぜ見た目だけでもてるもてないがあるのか。
昔から疑問に思って考えていた部分ですが、壮大な目でここも考察したい部分ですね。
それはまた後日ということで。。。
さて話を戻して、目を大きく見せるポイントはなんでしょう。
今回のテーマは、二重やメイクでなぜ大きく見えるのかですので、目の大きさ(目の露出)を変えずに、目を大きく見せるためにはどうしたら良いかということに焦点をあてようと思います。
ずばり私は2つあると思います。
●輪郭に幅と濃さを出して強調する
●外側に向かってグラデーションをつけてぼかす
それぞれについて詳しく解説していきます。
輪郭に幅と濃さを出して強調する
目の上のラインに幅と濃さを出して印象を強くすることで目を強調することができ、さらにラインに幅が出た分だけ大きく見せることができます。
メイクで言うとアイラインやマスカラで目元を濃く太くする効果です。
外側に向かってグラデーションをつけてぼかす
外側に向かってぼかすことでまぶたとの連続性を保ってより目を自然に大きくすることができます。
真ん中の図のように太いラインだけでは印象的にはなりますが、いかにも書いたような顔になって不自然になってしまいますね。
遠目で見たり、舞台や歌舞伎などで顔を強調するには良いですけど。
グラデーションでぼかしが出るとナチュラルになるのはもちろん、平面的なでなく立体感がでて自然な奥行きも出ます。
目を大きく自然に見せるためには目の上の幅を単に太くしていくだけでなく、ぼかしてお顔と同調させることも重要なんですね。
さて、形を大きく印象的に見せるためには
①ラインの強調
②外側へのぼかし
の2つを両方行うのがポイントというのがわかりました。
目元を大きく見せるためにはこれを応用するのが良さそうですね!
今回のテーマ、メイクや二重について実際どう応用しているのか見ていきましょう!
実際のメイクや二重ではどうか
メイクで目を大きく見せる
まずは皆さんおなじみのメイクについてです。
アイシャドウをぬってアイラインを引いてマスカラをつけて。。。みなさんいつもやっていますよね。
目を大きく見せるための
①ラインの強調
②外側へのぼかし
の2つの要素で考えると
アイライン:①ラインの強調
アイシャドウ:②外側へのぼかし
マスカラ、エクステ、つけまつげ:①ラインの強調+②外側へのぼかし
アイプチや目細工:①ラインの強調+②外側へのぼかし
となります。
アイプチや目細工をおこなって二重を広くすることで、目の上のラインに幅が出て目が大きく見えます。
二重は線を重ねて太く見えますので、ぼかし効果もあります。(後述)
目を大きく見せるためのメイクについては簡単ではありますがコラムに書いてありますのでご参考ください。
ただ、メイクの場合、拭き取れば戻ってしまいますし、毎日時間もかかります。
楽に持続的に大きな目を保たせるためには、やはり目の土台を大きく見せるようにしてあげるのが一番です。
その一番効果的に二重にする方法が以下の二重術です。
二重術で目を大きく見せる
長く目を大きくきれいに保たせるための基本は二重を作ることです。
二重の作り方には、上記のアイプチや目細工などのメイクと二重術があります。
二重になることで目の上のライン幅が出て目が大きく見えます。
また、二重という言葉の通り、線を2本引くことでラインの幅を出しますので、ぼかし効果がでるので自然です。
二重にするためには二重術が確実です。
今ではかなり一般的になり、多くの方が二重術を行っています。
整形というと少し怖い感じもするかもしれませんが、埋没法は切らずにできる方法なので、プチ整形という方もいらっしゃいます。
日本人の90%以上の方は切らずに埋没法を選ばれます。
埋没法でもバリエーションが多く、腫れを減らすように工夫した方法もありますので選択肢の一つとして考えてもらうのもありかと思います。
メイクで毎日まぶたをいじめていると5年、10年と経つとまぶたがたるんで、メイクもしにくい老けた目元になりやすくなります。
お若い方でもたるみが強くどんどんメイクがやりにくくなって、埋没法でもどうしようもなくなる方もいらっしゃいます。
そうなる切開してたるみをとらないとどうしようもなくなります。
アイプチなど一般的になってきたのは歴史上ごく最近の話ですので現代病なのかもしれませんね。
いつも頑張ってメイクで目を大きくしている方は、若いうちに二重術をおこなった方が、瞼にとってずっと負担が少ないのでおすすめです。
さて、二重になると目の上のラインの幅だけでなくさらに2つの相乗効果で目が大きく見えます。
それを知るために埋没法のについて少し解説します。
二重術は別コラムにも書きましたが瞼の裏と表を連結させる方法です。
まぶたの裏側は瞼を上げる力が伝わる部分です。
作りたい二重の高さの皮膚に瞼の裏側と連結をつくると、目を開けた際に、連結させた部分の皮膚が引き込まれて織り込まれ、二重になります。
もともと二重の方は自分の線維性の結合組織により連結がありますが、埋没法では糸で、切開法では糸と傷の癒着でこの連結を作って二重にします。
さて、このように連結でまぶたの皮膚が織り込まれると、上図のように当然まぶたの皮膚が持ち上がって隠れていたまつ毛と黒目がこんにちはして目が大きく見えるようになります。
黒目がこんにちはすると、隠れていた目自体が大きく露出するようになり(眼瞼下垂の改善)、目の印象がさらに大きくなります。
また、さらにまつ毛側の皮膚のたるみが引きあがると、まつ毛が上向きになり、まつ毛の生え際全体に見えるようになって、目の上のラインの強調とぼかしがさらに効いて大きく見えます。
二重術にはこのように
①二重の線による目の上のラインの強調とぼかし効果
②まつ毛を見えやすくすることで強調とぼかし効果
③黒目を大きく露出する効果(眼瞼下垂を改善し黒目がちにする)
3つの目を大きく見せる効果があるんですね。
複合的な効果がありますのでもともとこの3つの効果が何もない一重の人が二重瞼になると重い目元が大変明るくなることになります。
(症例写真1)
(症例写真2) もちろん、もともと二重の方でも3つの要素がさらに改善するためさらに目力が出て、デカ目効果がしっかり出てきます。
二重に左右差があったり、不安定な二重も安定させれば目元がはっきりしてメイクもしやすくなりますよ。
(症例写真3) (症例写真4)
ところで、 目の上のライン幅が広い方が華やかなのであれば、どんどん二重幅を広くすれば目もとの印象は良くなっていくのでしょうか??
二重幅はどんどん広くすれば印象が良くなるか
他のコラムにも書いているのでしつこくなるかもしれませんが、二重幅はどんどん広くすれば良いというわけではありません。
二重の幅が広くなりすぎると目の上のラインと離れすぎてぼかしすぎてしまい、目を大きく見せるというより目がぼんやりしてしまいます。
さらに、眼瞼下垂やくぼみ目のような老けた目に近づき見えてしまい、かえってマイナスの印象を与えてしまいます。
まぶたは高い位置(広い位置)になるほど厚みが出て二重が付きにくくなります。
人によって二重になりやすい幅というのがあって、それより広い二重幅を作ると、厚みが強くなります。
薄い新聞紙と分厚い雑誌を想像してもらえればどちらが折り曲げやすいかは理解しやすいと思います。
厚みが出れば二重がつきにくくなり戻りやすくなるのはもちろん、無理がかかることで腫れやむくみが強く出やすくなります。
狭い二重幅が広くなってもそれほど目立ちませんが、幅広い二重が腫れてさらに広くなると不自然さが目立ちやすくなります。
また、高い位置(二重幅の広い位置)で二重をつくると、組織が厚いため負荷がかり、位置的に力の伝達も弱くなるため目の開きが悪くなって眼瞼下垂となり、さらに眠たいぼんやりした目元になりやすくなります。
このような理由もあって、二重術で二重を作る際は潜在的につきやすい自然な二重幅をお勧めしています。
※アイプチやつけまつげで広い癖があるからそのラインにしてほしいという方もいらっしゃいますが、つけまつげなどで出るラインは必ずしも自分のつきやすいラインでなく、広すぎるケースも多いです。
広すぎるラインを強く希望しておこなうと、不自然になってあとで後悔することもあります。
カウンセリングの際にノーメイクの状態でシュミレーションをしてつきやすい幅を確認してもらうのが良いでしょう。
ただし、埋没法は切開法に比べて戻りやすさはありますが、逆に言うと修正もしやすく、早いうちであれば抜糸して二重を戻したり、幅を広くかけなおしたり修正がしやすいというメリットがあります。
どうしても広くしてメイクで大きく見せたいという方は、埋没法であれば、以上のリスクを理解したうえでご希望を優先して広い二重を作っていくのもありかもしれませんね。
以上のように、二重術でしっかり二重を作ることでよりメイクがしやすくなり、よりメイクが映えるようになります。
目をさらに大きく明るく見せたい方、 たるみで最近二重が狭くなってきたという方、 メイクやアイプチやアイテープを続けて大変という方、 もっとメイクを簡単にして楽しみたいと方 などの方々には、二重を広く安定させる二重術は大変おすすめですよ。
目元を大きく見せる他の効果的な方法について
今回は二重やメイクでなぜ目が大きく見えるようになるのかについて解説させていただきました。
ただ、目を大きく見せる方法には二重術やメイクのように目の上のライン幅を出す方法以外に、涙袋で目の下のライン幅を作る方法や、本来の目を隠してしまっている上下左右の組織を広げて目を大きくする施術など、目を大きく見せる効果的な方法はたくさんあります。
それぞれの方向に目を大きくする施術をまとめると以下のようになります。
(上方向):二重術、眼瞼下垂術
(下方向):プチ整形、たれ目形成
(内側):目頭切開
(外側):目尻切開
それぞれが効果的な方法ですが、もちろん人によってそれぞれ手術ができる・できない(適応)があります。
適応がない人が手術を行ってしまうと逆に不自然になって しまいますので、しっかり自分には何が合っているのかを見極める必要があります。
目を大きく見せたい方は下記のコラムもご参考ください。
また、自分がどういう目になりたいのか、控えめが良いのか、しっかりめが良いのか、という希望も明確にしておくことは大切です。
自分が何が合っているのかわからないという方は多いと思います。
無料カウンセリングをどんどんご利用くださいませ。
※症例写真に関する説明
(二重埋没法)
内容:切らずに糸で二重を作ります。糸はまぶたの中に埋没されます。
料金:9,800~298,000円
リスク:一時的な腫れや内出血、ゴロゴロ感。後戻りのリスク