二重プチ整形は痛い?痛みを減らす方法を解説
作成日:2015.4.21 更新日:2023.12.28
二重の埋没法を受ける時に一番心配な事は痛みではないでしょうか? 誰だって痛いのは嫌ですし、手術の痛みのことを考えると怖くなってしまいますよね。
では、埋没法の際の痛みってなんとか減らせないのでしょうか。
結論から言うと、手術中にいろいろな工夫をおこなうことで痛みをかなり減らすことは可能です。
痛みを怖がられている方、ご安心してください。
痛みを減らすことができる方法をこれからご紹介していきますね。
目次
痛みを減らす工夫
細い針
針が細い方が痛みは少なくなります。
蚊に刺されても気づきませんよね。
通常、プチ整形では27ゲージや30ゲージの針を使いますが(数字が大きいほど細くなります)、当院で埋没法の際はもっと細い34ゲージの針を使います。
ちょっとちくっとしますが、かなり痛みを減らすことが可能です。
ゆっくり注入する
極細の針でチクッとする痛みを減らしたとしても、注入時にかかる圧力が強いほど痛みは強くなります。
ですので、急いで注入したり、雑に注入したりすると不必要に痛みがでることになります。
当院では当然、ゆっくり、そーっと注入することで痛みを軽減します。
麻酔液のpH(ペーハー)調整
pH(ペーハー)とは、酸性かアルカリ性かということです。
人間の皮膚の表面は弱酸性ですが、体内は弱アルカリ性です。
麻酔液と体のpHが違うと麻酔注射の時に痛みを感じやすくなってしまいます。
ですので、麻酔液にメイロンというアルカリ性にするお薬を使ってpHを調整します。
麻酔液のpHまでこだわって調整することで、麻酔の注入時の痛みを最小限にすることができます。
麻酔を段階的に広げていく注入方法
二重の麻酔の際は内側(鼻側)ほど麻酔の痛みに敏感になります。
ですので、麻酔を注入していく際に痛みの中枢側である内側から少しずつ麻酔液を広げていくのが一番負担が少なく痛みも軽減することが出来ます。
ブスブス一気に麻酔するよりも、少しずつ麻酔を広げていくように意識すると痛みの感じ方が全然変わってきます。
ちなみに、当院の院長はもともと左利きで、注射器は両方の手で細かくおこなうことが出来ます。
ですので、手術の際は内側に針先を向けて左右対称に麻酔の注入をおこなうことができ、少しでも痛みを少なくするよう工夫しています。
圧迫などにより痛みを紛らわす(ゲートコントロール)
簡単に言うと、痛みにはゲートがあって、開いたり閉じたりすることで、痛みを感じたり感じにくくしたりしています。
触・圧覚が刺激されると痛みのゲートが閉じて痛みを感じにくくなります。
当院では注入部位付近を圧迫したりすることで、痛みの感じ方を少なくしています。
点眼麻酔
麻酔の注射を打つ前に点眼麻酔をおこないます。
粘膜は敏感な部分ですが、点眼麻酔をすることで、粘膜部分に局所麻酔をする際の痛みをあらかじめ抑えることが可能です。
笑気ガス麻酔
歯医者などでよく使われる麻酔です。
笑気ガスを吸ってもらうことでボーっとして痛みや怖さを和らげることが可能です。
ガスは体からすぐ抜けますので、手軽に笑気ガスを吸って痛みを抑えることが可能です。
コミュニケーション
不安は痛みのゲートを開いて痛みを増強させます。
痛みが出てきて不安になったり、力が入ったりするとさらに痛みが強くなってしまいます。
麻酔は時間と共に少しずつ弱くなっていきますので、手術中に痛みがでてきたら、すぐ先生に伝えましょう。
適宜痛みの確認などお声掛けさせてもらうことで、なるべく痛みを減らすように心がけています。
麻酔が弱くなり始めたら追加をして調整させていただいています。
手術後の痛み
つぎに、手術の後の痛みも気になりますね。
手術後の痛みはあっても通常軽度です。
全く痛くなかったという人もいれば、2,3日痛かったという人もいます。
ただ、痛みがあったとしても手術後にもらう痛み止めで対処できる程度の痛みです。
痛みよりごろごろ感が1,2週間ほど続き、そちらの方が気になるかもしれませんが、ごろごろ感も必ずなじんでいきます。
ただし、目も開けられないくらいの強い痛みなどの場合はすぐに手術したクリニックに連絡していただくのが良いでしょう。
糸にまつ毛などが引っ掛かっていたり、何かトラブルになっている可能性があります。
まとめ
いかがでしょうか?
痛みの感じ方は個人差もかなりあります。
しかし埋没法は、上記のように工夫をすれば最小限の痛みで手術を受けられます。
この記事を読んで少しでもみなさんの不安が解消できれば幸いです。
なお、動画でも埋没法を痛みを抑える工夫について解説していますのでご参考になさってください。