二重整形の埋没法と切開法の違い!切開法の手術方法について解説
作成日:2015.5.7 更新日:2024.1.4
二重瞼を形成する手術にはご存知のように、糸で留める埋没法と 切って二重を作る切開法があります。
埋没法と切開法の違い
埋没法は、切開せずに糸で結ぶことで二重を作る手術です。
切開法に比べて腫れが少ないのでバレにくいです。
お仕事のお休みも数日とれば大丈夫ですし、メイクだって洗顔だって翌日にはできるようになります。
比較的簡単に二重が作れる手術方法なので、多くの方が施術しています。
それに比べて切開法は、手術後かなり腫れが出ますのでバレたくない方は長めのお休みが必要です。
抜糸までの約1週間は糸がついたままですのでメイクはできません。
完全な仕上がりは3~6か月後とダウンタイムを長めに見てもらう必要があります。
さて、今回はしっかり二重をクセづけしたい方向けに、切開法について解説していきます。
切開法が向いている方
切開法は埋没法よりダウンタイムは長いですが、確実にしっかりした二重が作れるという利点があります。
切開法が向いている方は
・しっかりクセを付けたい、取れたくない
・瞼が厚ぼったくラインがつきにくい、同時に厚ぼったさを除去したい
・ラインはつきにくいが、比較的広めの幅の二重を希望している
・目元に華やかさがほしい、目力がほしい(眼瞼下垂の手術も同時におこないたい方)
・瞼にたるみや眼瞼下垂があり、埋没法ではきれいな二重のラインがでない
といった方です。
切開法の手術方法
切開法というと切って縫うだけの手術と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、
切開したときに、上まぶたの表側(皮膚側)と裏側(結膜側)をきちんと連結させることが大切になります。
一重まぶたの構造
下の図は一重の方のまぶたの構造です。
まぶたの表と裏の連結がないため裏側の動きは表側に伝わらずまぶたの上げ下げがおこなわれます。
二重まぶたの構造
次に二重まぶたの方のまぶたの構造です。
まぶたの表(皮膚側)が裏側と挙筋腱膜の繊維組織で連結しているためまぶたの裏と連動し、まぶたを開くたびに皮膚が織り込まれて二重になります。
切開法の二重の作り方
切開法では、
①表側の眼輪筋や皮膚を内部の腱膜(まぶたを上にあげる組織)にしっかり連結させ、
②二重を作るのに邪魔になる組織(二重部分の眼輪筋や脂肪)を除去し、強固に癒着させます。
上記の手順を確実におこなうことでしっかりした二重をつくることができます。
内部処理をきちんとしなければ二重にならずにただ傷を作るだけになってしまいます。
切開法はしっかりラインがつきやすい反面、きれいな二重をつくるためにはある程度技術が必要です。
切開は戻しにくく、術後の二重の幅の変更や修正は初回よりさらに難しくなるので、丁寧で慎重な操作が必要になります。
当院ではきちんと瞼板前組織や腱膜を露出し、皮膚側の組織(真皮や眼輪筋)を腱膜や瞼板に何点もしっかり結びつけて固定します。
厚ぼったい方では同時に眼窩脂肪や眼輪筋を切除して減量したり、ROOF(隔膜前脂肪)を除去(※オプション)したりして、厚ぼったさを減らすことができます。
きちんと組織を展開して確実な手術をおこなっていますので、幅を広くするだけでなく、幅を狭くする修正も可能ですし、 他院の修正も積極的におこなっていますので、お困りの方は遠慮なくご相談ください。
傷が閉じられればどのように処理しているかはご本人にはわかりません。
切開法は術者の技術で仕上がりが大きく変わってくる手術です。
当院では丁寧に正確に上記の操作をおこない、ご希望の二重を手に入れていただけるように努めています。