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美容コラム/ Beauty column

厚ぼったい瞼は脂肪取りをするとすっきりするの?脂肪取り、ROOF切除、眉下切開のどれを受けるべき?

作成日:2024.5.11

厚ぼったい瞼のイメージ画像 厚ぼったい瞼(まぶた)を気にされている方は多いです。
まぶたをすっきりさせたいので脂肪をとってほしいと希望される方は多いですが、果たして脂肪をとれば瞼はすっきりするのでしょうか。
結論から言うと、脂肪をとるだけでは瞼をすっきりできない方が多いです。
また、まぶたの脂肪も眼窩脂肪とROOFという眼輪筋下の脂肪がありますが、どれを取ったらよいかは人によって違います。
そのあたりをこのページでは解説していきますので、瞼の厚みを気にされている方は参考にしていただければ嬉しいです。

厚ぼったい・腫れぼったい目とは

厚いまぶた この画像のように厚ぼったいまぶたの方は瞼の腫れや厚みを気にされていることが多く、まぶたをすっきりさせたいと希望される方は多いです。
厚ぼったい上まぶたというのは、当然組織のボリュームが多いことで腫れぼったく・厚ぼったく見えてしまっているまぶたです。
では、どうして厚ぼったく見えるのでしょうか ここで上まぶたの構造を見てもらいましょう
まぶたの解剖、眼窩脂肪やROOFなど 上まぶたの組織には、浅い層から順に、 皮膚、眼輪筋、隔膜前脂肪(ROOF)、 眼窩脂肪といった組織があります。
厚ぼったい瞼はそれらの組織が厚いことにより 厚ぼったく見えてしまいます。
個人によってどの組織が厚いのか、もしくは全体的に組織が厚いのかは当然違ってきます。
上まぶたの厚みを減らすには、
①皮膚・筋肉
②ROOF(隔膜前脂肪)
③眼窩脂肪
のそれぞれの組織を減量する、もしくは組み合わせて減量する 必要があります。

厚みを減らす方法

それでは、厚みを減らす方法について解説します。
それぞれの厚みの原因に対してに施術は違ってきます。
具体的に手術名を挙げると、
①皮膚・筋肉 ⇒ 眉下切開
②ROOF(隔膜前脂肪) ⇒ ROOF切除
③眼窩脂肪 ⇒ 目の上脂肪とり
という手術になります。
あとはプチ整形になりますが、BNLSといったむくみを減らす注射を目の上に注射する方法もあります。
ただ、こちらは効果が弱かったり、後戻りのリスクがあります。

さて、よくあるお客さんの希望ですが、 二重の上の厚ぼったさをなんとかしたい。脂肪をとってほしいと相談される方がしばしばいらっしゃいます。
ただし、二重の上の厚みをすっきりさせるために脂肪とりをしても効果はありません!
二重の上の厚ぼったさは、皮膚の厚みと眼輪筋の厚みになります。
結論を言うと、皮膚と筋肉の厚みは眉下切開が必要です。
これは眼窩脂肪やROOFをとっても改善しません。

それぞれの施術でどの部分の厚みが減るのか

さて、先ほど厚みを減らすには、
①皮膚・筋肉
②ROOF(隔膜前脂肪)
③眼窩脂肪
のボリュームを減らす必要があると言いましたが、それぞれ瞼のどの部分のボリュームが減るのでしょうか。

眼窩脂肪の切除で減る部分

まず、眼窩脂肪を切除することで減る部分について解説します。
眼窩脂肪を除去してボリュームが減る部分 眼窩脂肪をとってボリュームが減る部分はずばり目と眉の間の部分です。
眼窩脂肪の厚みの部分
二重の上の部分というよりは、もう少し眉側の上法の厚みのイメージになります。
眼窩脂肪が多い人では垂れ下がって二重近くまでボリュームがあることもあります。

くぼみ目の人をイメージするとわかりやすいかと思います。 くぼみ目症例 くぼんでいる部分が脂肪とりでボリュームが減る部分です。
この画像だと凹んで影になっている部分です。
脂肪とりは人工的にくぼみ目にする手術と言っても良いかもしれません。
なので、瞼のボリュームが多くてむくみやすい人にのみ目の上の脂肪取りをする必要があり、ボリュームがあまりない方に脂肪とりをしてはいけません。
無理矢理眼窩脂肪をとってしまうと、近い将来くぼみ目になりやすくなってしまいます。

眼窩脂肪の除去の仕方

ちなみに眼窩脂肪の除去の仕方ですが、当院では、二重のライン上のやや外側に針で小さな穴を開けて眼窩脂肪を引き出して除去していきます。
眼窩脂肪除去方法 当院では二重埋没法を戻りにくくするために、周辺の眼輪筋も同時に切除して厚み取りというメニューでおこなうことが多いです。

眼窩脂肪は内側と外側にありますが、主に腫れぼったい外側の脂肪を引き出して除去していきます。
小さな穴からですが、小指の先くらいの量の脂肪のボリュームがとれます。 切除した眼窩脂肪

眼窩脂肪を除去しても見た目のボリュームは減りにくいことも

眼窩脂肪を切除すると目と眉の間のボリュームが減ると言いましたが、眼窩脂肪は一番深い部分にあるボリュームです。
まぶたの厚み、解剖 深い所が変化するので、見た目の変化は実は見えにくいことも多いです。
目の上の眼窩脂肪の切除をした方の症例写真を2人ぶん見てもらいます。
【脂肪とり症例写真①】二重埋没法+目の上脂肪とり
(術前)⇒(術後)

目の上脂肪取りのみの症例1術前
目の上脂肪取りのみの症例1術後

二重埋没法をしているので目元は大きく明るくなりました。
ただ、上瞼の厚みに注目すると、目の上の脂肪を切除した割には厚ぼったさはそれほど変わっていないように見えます。

【脂肪とり症例写真②】二重埋没法+目の上脂肪とり
(術前)⇒(術後)

目の上脂肪取りのみの症例2術前
目の上脂肪取りのみの症例2術後

2人目の症例の方です。
この方も二重埋没法で目頭側の二重が広く案って目が大きく見えます。
ただ、上瞼の厚みに注目すると、脂肪とりをした割には瞼はそれほどすっきりしていないように見えますね。

見た目少しすっきりする人もいらっしゃいます

見た目の変化は少ない方が多いですが、ある程度すっきりする方もいらっしゃいます。
ここでまた症例写真を2人見てもらいます。

【脂肪とり症例写真③】目の上脂肪とり
(術前)⇒(術後)

目の上脂肪とり症例3 術前
目の上脂肪とり症例3 術後

どうでしょう。上まぶたの厚みに注目すると少しすっきりした感じがありますね。
劇的ではありませんが、目の上の眼窩脂肪を切除しるのみでも少しすっきりする効果が出る方もいらっしゃいます。

【脂肪とり症例写真④】二重埋没法+目の上脂肪とり
(術前)⇒(術後)

目の上脂肪とり症例4 術前
目の上脂肪とり症例4 1か月後

この方は二重を広くしていますが、二重が広くなると厚みは増すはずですが、術後は厚ぼったさは少し改善しているくらいで瞼はすっきりしました。
脂肪とりの効果が割としっかり出た症例だと思います。
このように、脂肪とりがある程度効果が出てくれる方もいらっしゃいます。

ただし、基本的に目の上の脂肪とりだけで見た目がすっきりするというのはあまり期待はしない方が良いかと思います。
ただ、目の上の脂肪取りは、自分ではまぶたがむくみにくくなったとか、少し軽くなったとか感じる、わりと自己満足の高い手術です。
朝方にまぶたがむくみやすい方は、眼窩脂肪のボリュームが多い可能性があるので眼窩脂肪を抜くのは良いかもしれませんが、それほどむくみやすさを感じない方では、こちらから絶対に採ったほうが良いとおすすめはしません(後述)。
瞼がむくみやすかったり、ボリュームが多いと二重が安定しにくい可能性があるため、瞼が腫れぼったい方では二重を安定させやすくするために二重埋没法と脂肪とりを組み合わせるのありかと思います。
なので、目の上の脂肪とりは見た目をすっきりさせるという目的よりは、瞼をむくみにくくしたり、重たく感じる目元を軽くしたり、二重を広くつきやすくする目的としておこなうものと思っていただければと思います。

何でもかんでも脂肪とりする先生がいるので注意

売り上げを上げるために誰でも彼でも二重埋没法と脂肪とりをセットで勧めるクリニックもあるので注意が必要です。
きちんと適応を判断してくれる先生に診てもらうことが重要です。
ボリュームが多くない人で眼窩脂肪を除去してしまうと広い二重が出て三重になって不安定になりやすくなってしまったり、長期的にくぼみ目になりやすくなって老けてしまったりしてしまいます。
他院で脂肪とりを勧められてやったという方であとでくぼみ目や三重で悩まれている方は結構いらっしゃいます。
ボリュームを取るのはわりと簡単でも、ボリュームを補うのはなかなか難しく、くぼみ目になってしまうと修正は簡単ではなくなります。
ですので、まぶたの見た目が腫れぼったいのはもちろん、むくみやすい目の方など、脂肪とりの適応をきちんと見極めることが大切になります。
以上が目の上の脂肪取りについてでしたが、次は皮膚・眼輪筋の厚みについて解説したいと思います。

上まぶたの皮膚・筋肉の厚みについて

上まぶた全体が皮膚・筋肉に覆われていますので、当然、皮膚や筋肉の厚みは上まぶた全体に厚ぼったさを出しています。
皮膚筋肉の厚みによる厚ぼったさは図のように上まぶた全体におよびます。
眉下切開でとれる厚み(上まぶたの皮膚と筋肉の厚み) 皮膚や筋肉は削ったり除去することはできません。
ですので皮膚・筋肉の厚みを減らすには、 眉下切開をして上瞼のたるみを除去して 上瞼の皮膚や筋肉を引き上げるしかありません。
そうすることで、図のように瞼の厚みが引きのばされて 薄くなり、瞼をすっきりさせることができます。
上まぶたの厚みの変化 皮膚や筋肉の厚みをすっきりできるのは唯一眉下切開だけです。
例えば二重の切開などで皮膚を切除すると、余計に厚ぼったくなってしまいますので注意が必要です。
二重が広いほど厚みが出る 図のように瞼は上に行くほど皮膚や筋肉の厚みは増します。
なので、下図のように二重部分で切開すると より厚ぼったい眉側の皮膚が二重に下がってきて、二重の上の部分がさらに厚みをまして余計に厚ぼったく見えてしまいます。
二重部分で皮膚切除すると厚みは増す ようするに厚ぼったさが悪化してしまいます。
眉下切開の場合は、下図のように上瞼の自然な厚みの変化を保ったまま引き上げますので、厚ぼったくならず、引き延ばされることでかえって瞼は薄くすっきりします。
眉下切開の場合、瞼の厚みは減る

眉下切開について


眉下切開はした図のように眉の下を切開して上瞼のたるみを除去する施術です。
効果としては、
・上まぶたの厚ぼったさを減らすことができる
・二重が自然な感じで広くなる
・まつ毛の生え際が見えやすくなったり、黒目が見えやすくなることでデカ目効果がある。
・目と眉の距離が近づいてバランスが良くなる。
・たるみがリセットされて目元が老けにくくなる
等があります。
具体的に効果を見てもらうために3人の症例写真で見てもらいましょう。

【眉下切開の症例写真① 】(手術前)⇒(手術後)

上まぶたの厚みを減らす眉下切開症例1 術前
上まぶたの厚みを減らす眉下切開症例1 6か月後

眉下切開一人目の方ですが、手術後を見てもらうと上瞼の厚みがすっきりしたのがわかると思います。
二重も自然な感じで広くなりましたね。
二重術だけでこのように二重を広くするとさらに厚ぼったくなってしまいます。
理由は、先ほどのように上側(眉側)に行くほど組織は急速に厚くなるため、二重の位置が高くなるほど二重の折り目部分の組織が厚くなり厚ぼったくなってしまうからです。
麻痺湯下切開は、厚みを減らしながら二重を自然な感じで広くすることができるので、お若い方にも大変人気の施術になっています。

【眉下切開の症例写真② 】(手術前)⇒(手術後)

上まぶたの厚みを減らす眉下切開症2 術前
上まぶたの厚みを減らす眉下切開症例2 6か月後

 眉下切開の症例2人目の方です。
この方も術後は上まぶたがすっきりとして瞼の厚ぼったさが軽くなりましたね。
二重の上の厚み中心に、しっかり上まぶた全体の厚みが取れてくれています。
二重も自然感じで広くなっていますね。
まつ毛のラインや黒目も見えやすくなってデカ目効果が出ています。
脂肪とりや二重術を組み合わせておこなって、このようにすっきり目元を明るくすることは不可能です。
眉下切開は本当に良い効果を出せる手術です。
ちなみに、眉の下の傷は白くなってかなり目立ちにくくなり、 普通の人が見てもわからないレベルで治ることがほとんどです。

【眉下切開の症例写真③】(手術前)⇒(手術後)

上まぶたの厚みを減らす眉下切開症例3 術前
上まぶたの厚みを減らす眉下切開症例3 3ヶ月後

 眉下切開の症例3人目の方です。
この方も眉下切開で皮膚・眼輪筋が引き延ばされて瞼の厚みが軽減されました。
二重幅も自然な感じで広くなっています。
目元がすっきりとしながら、かつ明るくなったのがわかりますね。
傷もそれほど目立ちません。

以上3人の眉下切開の症例写真を見ていただきました。
眉下切開では、たるみを切除することで上まぶた全体の厚みが引き延ばされて、まぶたがすっきりするのがお分かりいただけたかと思います。
二重の上の厚ぼったさを改善したいということであれば、脂肪とりではなく眉下切開が良いというのがわかるかと思います。

ROOFの厚み

さて、次は隔膜前脂肪(ROOF)の厚みについてお話しします。
ROOFは下図のように眼輪筋の下にある皮下脂肪のような脂肪の層です。
まぶたの解剖、眼窩脂肪やROOFなど ROOFの厚みがある部分は、イラストの茶色の部分のあたりのをイメージしてもらうと良いかと思います。
ROOFの厚みの位置 目と眉の間の部分はもちろん、眼窩という眼球が収まっている骨のへこみを超えて、眉の下の方や眉尻のあたりまで厚みが広がっています。
ただし、この辺りは骨の張り出しもありますので、骨が出っ張っていてボリュームがあるように見える方もいらっしゃいます。
ROOFは脂肪の層なので、二重全切開や眉下切開などの切開手術の際に剥離して切除し、厚みを減らすことができます。
ただし、ROOFは深い眼窩脂肪と違って浅い部分の硬い脂肪組織ですので、切除しすぎると凹みの原因になりますので切除の際には注意が必要です。
では、ROOF切除の症例写真を2つ見てもらいます。

ROOF切除の症例写真

【ROOF切除の症例写真①】(術前)⇒(術後)

上まぶたの脂肪(ROOF)切除 症例1 術前
上まぶたの脂肪(ROOF)切除 症例1 6か月後

 一人目の方は、術後は上瞼のボリュームが減ったのがわかりますね。
ぼみ目の部分のあたりやその上部のボリュームが減りました。
ちょうど上で見ていただいたイラストの茶色のボリューム部分ですね。
ROOFは眼窩脂肪に比べて浅い部分のボリュームですので、眼窩脂肪の除去よりすっきりさせる効果は高いです。
上まぶたが平べったい感じにすっきりしました。
ただ、この方は二重全切開で二重を少し広くしており、より組織の厚みがある皮膚に二重の折り目がついたため、二重の直上の厚みはやや増しているように見えます。
まぶた全体的で言ったらすっきりしました。

【ROOF切除の症例写真②】(術前)⇒(術後)

上まぶたの脂肪(ROOF)切除 症例2 術前
上まぶたの脂肪(ROOF)切除 症例2 6か月後

次に2人目の症例写真を見てもらいます。
この方もROOFをしっかり切除しています。
ただ、上まぶたの厚みの変化はそれほどわかりませんね。
この方も二重を全切開で広くしており、より厚みのある高い位置に二重を作ったため、厚ぼったさが増したようにみえてしまっています。
皮膚や筋肉の厚い方では、ROOFを切除してもあまりすっきり見えないこともあります。
皮膚や筋肉が厚い方では、上でも述べたように眉下切開が必要になるケースも多いです。

以上、2人のROOF切除の症例を見ていただきました。
症例のようにROOF切除も限界があり、見た目変化が見えにくい方もいらっしゃいます。
ただし、ROOFは眼窩脂肪より浅い部分にあるので脂肪とりよりはすっきりする効果は高くなります。
逆に、そのぶんくぼみ目のリスクも高くなりますので、脂肪とり以上にROOF切除の適応は慎重に判断しないといけません。
瞼がかなり厚ぼったい方が手術適応となりますが、それほど厚ぼったくない方ではくぼみ目になりやすくなってしまいますので施術はしない方が良いです。

それぞれの厚みが減る部分のまとめ

皮膚や筋肉の厚みと眼窩脂肪の厚み、ROOFの厚みについてお話ししましが、イラストでまとめるとこのようになります。
上まぶたの厚みの原因、位置による種類 皮膚と筋肉の厚みは、二重の直上から 瞼全体に広がる厚みでしたね。
ROOFや眼窩脂肪の厚みは基本的には くぼみ目で凹んでくる部分で、 ROOFの場合はさらに眼窩を超えて 眉の下方や外側まで広がっています。
どの厚みを減らすとどの部分がすっきりするのか大まかにお分かりになりましたでしょうか。

どの瞼のタイプの人はどの施術をすると良いのか

それでは、結局、どんなまぶたのタイプの方がどんな施術をするとよいのでしょうか。
簡単に言いますと、
・二重の上の厚みが気になる方、皮膚が厚いタイプの方 ⇒眉下切開
・瞼が腫れぼったくむくみやすい方、まぶたが重い感じがする方 ⇒目の上脂肪とり
・瞼が腫れぼったく、骨を超えて上方や眉尻あたりまで広く厚ぼったい方 ⇒ROOF切除
という感じイメージで良いかと思います。

皮膚や筋肉はもっとも浅く目立つ部位で、二重上部から瞼全体に広がる厚みなので、厚ぼったく見える原因としては最も大きいものになります。
多くの方は二重の上の厚みを気にしていることが多く、眉下切開が唯一二重の上の厚みを減らすことができるので、3つ施術の中では、眉下切開をやる方が最も多いです。
眉下切開が適応かどうかは、ご自身で眉を指で引き上げてみてください。
目元がすっきりとしてイメージ通りになるようであれば眉下切開がおすすめです。
ただし、くぼみ目の方や、皮膚のゆるみが強く縦じわができやすい方、瞼のたるみがあまりない方、目が閉じにくい方では眉下切開は向いていないので注意が必要です。

脂肪とりやROOF切除が必要な方は少数派です。
脂肪とりやROOF切除は眼窩のボリュームをダイレクトに減らすため、長期的にくぼみ目のリスクがあります。
くぼみ目になってしまうと老けてしまうのはもちろん、二重が不安定になったりします。
また、くぼみ目を修正するのは簡単でありません。
なので、ROOF切除や目の上の脂肪とりは適応を慎重に判断する必要があります。

あと、補足になりますが、眉下切開が適応の方でも、瞼の厚みが特に強い方やむくみやすい方では、眉下切開の傷から脂肪とりやROOF切除を同時に行うことが可能です。
厚ぼったさをしっかり改善させたいという方は、適応があれば組み合わせて手術するのも良いかもしれません。

まとめ

以上が瞼の厚みの原因とそれに対する施術についての解説でした。
まぶたで減らせる厚みには大きく分けて
皮膚の厚み・眼輪筋、眼窩脂肪、ROOFの3つがあり、それぞれすっきりする部位が違うということでしたね。
自分がどのタイプの厚みが強いか、どの施術をやったらよいかを上記の内容をしっかり確認していただいて把握していただければ幸いです。
自分がどのタイプかというのは分かりにくい方もいらっしゃるかと思います。
その場合は是非無料カウンセリングでご相談いただければと思います。

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~執筆者紹介~

西尾 謙三郎 医師
医師
もとび美容外科クリニック 院長
西尾 謙三郎
経歴
平成14年 札幌医科大学医学部医学科 卒業
平成26年 もとび美容外科クリニック開院
資格
美容外科専門医(JSAS)
日本アンチエイジング外科学会専門医
アラガンボトックスビスタ 認定医
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会
日本美容皮膚科学会
日本加齢医師会
日本レーザー医学会
日本美容外科医師会
18年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。
「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。

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