小鼻ボトックスのリスク・失敗について
作成日:2024.5.24
小鼻ボトックスのリスク・失敗について
小鼻ボトックスとは
小鼻は表情によって大きく見えたり、鼻先が垂れ下がったりと目立ってしまうことがあります。
笑った時などの表情で小鼻が大きくなってが気になる方や鼻先が下がる方などでは、ボトックスで小鼻を目立たなくさせることができます。
小鼻が目立つ動きとして主なものが3つあります。
①小鼻が膨らんで鼻の穴のが大きく見えてしまう。
小鼻がぴくぴくと膨らみやすい方
②笑うと小鼻が横に広がって小鼻の幅が広く見える
笑った時に小鼻が横に引っ張られて小鼻の幅が広くなるのが気になる方
③笑うときに鼻先が下がって矢印鼻が強調される。
笑うと鼻先が下がってタレ鼻になったり鼻先がつぶれて大きく見えたりするのが気になる方
以上の3つの動きがあります。
それぞれの動きの原因となる筋肉は以下の通りです。
①小鼻が膨らむ➡鼻孔開大筋(鼻の穴を大きくする筋肉)
②笑うと横に広がる➡上唇鼻翼挙筋(小鼻を引っ張って広げる筋肉)
③笑うと鼻先が下がる➡鼻中隔下制筋(鼻先を下げる筋肉)
ボトックスでそれぞれの筋肉の動きを抑えることで小鼻が目立つ動きを抑えることができます。
鼻のボトックスについて、詳しくは以下のページをご参考下さい。
実際の症例
小鼻を膨らませないボトックス
小鼻にボトックスを打った症例写真です。
(処置前)⇒(処置後)
処置後は小鼻に力を入れても小鼻が膨らまないようになりましたね。
小鼻が膨らむと鼻の穴が大きくなって目立ってしまいますが、 小鼻を膨らませないボトックスを打つことで鼻の穴が目立ちにくくなります。
小鼻ボトックスのリスク
小鼻ボトックスはそれほどリスクのある施術ではありませんが、いくつか注意した方が良いこともあります。
①効かないことがある
人によって筋肉の強さ、使い方には個人差があり、ボトックスを打っても効果が弱いことがあります。
特に小鼻を横に広げないボトックスは、効果が実感できない方も多く、個人差が出やすい部位です。
一方、小鼻をふくらませないボトックスや、鼻先を下げないボトックスでは効果は比較的出やすい部位となります。
ただし、もともと小鼻が膨らまない人や鼻先があまり落ちない人では、そもそもターゲットとする筋肉の動きが弱いため、ボトックスを打っても効果が出にくい場合があります。
そのため、鼻の穴を小さくしたいとか、鼻先を上げたいという目的だけでボトックスを打っても効果はでません。
あくまでも筋肉の動きを抑えるだけなのでその方の鼻の形を整えたりすることはできません。
②上唇が上がりにくくなることがある
小鼻を横に広げないボトックスを打った場合、上唇が上がりにくくなることがあります。
小鼻を横に広げないようにするためには、笑った時に小鼻を横に広げる筋肉の動きを抑える必要があります。
小鼻を横に広げないボトックスでは、上唇鼻翼挙筋という筋肉にボトックスを注射します。
上唇鼻翼挙筋は、上唇という名前がついている通り、上唇を引き上げる作用もある筋肉なので、ボトックスで動きを止めると上唇が上がりにくくなってしまう方がたまにいらっしゃいます。
ガミースマイルという笑った時に上の歯茎が見えてしまう症状を改善させる場合に、上唇鼻翼挙筋にボトックスを打って上唇を上がりにくくすることがあります。
小鼻を横に広げないようにした際にも同じように上唇が上がりにくくなってしまう可能性があります。
まとめ
以上が小鼻ボトックスとそのリスクについてのお話でした。
先ほどもお話しした通り、小鼻のボトックスはそれほどリスクのある注射ではありませんが、人によっては効きづらかったり、上唇が上がりにくくなるなどの症状が出ることがたまにあります。
そのあたりをご理解していただ上で、動きによって小鼻が目立ってしまうのを改善したい方は小鼻ボトックスをやることをお勧めします。