切らない眼瞼下垂手術の施術方法や注意点について解説!
作成日:2024.10.17 更新日:2024.10.18
切らない眼瞼下垂とは
まず眼瞼下垂とは目の開きが悪くて黒目がかぶっている状態のことを言います。
眼瞼下垂は瞼の裏側がたるみ、瞼を開く力が伝わりにくくなることが原因で起こります。
ガチャピンのように瞼が重くて眠たい状態の目元といった感じです。多くの方に眼瞼下垂はありますが、日常生活に支障をきたすと病気として扱われます。
程度は様々で左右差があることもあります。
※目の開きが悪いのではなく、まぶたの皮膚がたるんでまぶたが重い偽性眼瞼下垂という人もいます。
ざっくり言うと眼瞼下垂は瞼の裏側のたるみですが、 偽性眼瞼下垂の場合は表側のたるみといった状態です。
眼瞼下垂の手術には切る方法と切らない方法がありますが、今回のコラムでは切らない眼瞼下垂の施術方法について解説していきたいと思います。
切らない眼瞼下垂とは
切る眼瞼下垂に比べてダインタイムが短く、修正もしやすいのでやりやすい施術です。
手術も短時間で終わります。
少し目力を出したい方や軽い眼瞼下垂の方などに最適な手術です。
また、まぶたに少しボリュームが出ますのでくぼみ目がある方は改善する可能性があります。
施術方法
切らずに、たるんだまぶたの裏側(後葉)を糸で縫い縮めて裏側のたるみを改善することでまぶたの開きを良くする手術です。
具体的に施術の方法について解説していきたいと思います。
切らない眼瞼下垂の施術方法
まずはその方の術前の左右の目の開き具合を0.5mm単位で計測し、左右の目それぞれに最適な短縮幅決めます。
黒目の中心の位置をデザインしておきます。
結膜側にキャリーパー(定規)で縫い縮める位置と幅をデザインします。
瞼をひっくり返して糸で結膜やミュラー筋をけん引した状態で、ミュラー筋・挙筋腱膜と瞼板(上まぶたの土台)とを縫い縮めて、伸びた後葉を引き上げます。
そうすることで上の図のように瞼板が持ち上がり、目が開きやすくなって黒目が大きく露出するようになります。
注意点
二重幅が見かけ上狭くなる
目の開きが良くなると二重幅は見かけ上狭くなります。二重の高さが変わらなくても幅が狭く見えます。
皆さんも眉毛を上げたりせずに大きく目を開けると二重の幅は通常時よりも狭くなりますよね。
ですが、開きが良くなるので目力が増して華やかな印象になります。
二重が消えたり不安定になることも
切らない眼瞼下垂には瞼にボリュームがでることで二重が消えたり不安定になったり、見かけ以上に狭くなるリスクがあります。
瞼にボリュームが出るためくぼみ目の方は改善することがあります。
二重を消えないようにしたい・二重幅も狭くならないようにしたいという方は二重の埋没法を同時の行うと良いです。
当院では切らない眼瞼下垂プレミアムというメニューで切らない眼瞼下垂と二重埋没法をセットでおこなっています。
切らない眼瞼下垂や切らない眼瞼下垂プレミアムでの印象の変化については以前のコラムで症例写真付きで解説しているので参考にしてください。
まとめ
切らない眼瞼下垂は瞼の裏側を糸で短縮する手術です。
切る方法ダウンタイムが短く、修正もしやすいので切開に比べて手軽に行うことが出来ます。
糸で行うプチ整形ですが長持ちすることも多く、おすすめの施術です。
目力を出して目元を華やかにしたい方や、軽度の眼瞼下垂の方は是非検討していただくといいと思います。