【たるみ改善】糸リフトで頬の凹みや頬コケも同時に改善できるのか解説
作成日:2025.1.31
今回も糸のリフトについて解説していきます。
糸リフトをお考えの方では、たるみだけでなくホホのコケもある方は少なくありません。
そのような人の場合、ホホの凹みも改善できると聞いたことがある方はいらっしゃるかもしれません。
今回のコラムでは、糸リフトでホホの凹みが改善できるかどうかについて解説しようと思います。
ホホの凹みとは
ホホの凹みとはイラストのムンクの叫びのような感じの凹みで、 頬骨の出っ張りの下の部分の凹みのことです。
この辺りは、頬骨の下のザイゴマティックリガメントなどの靭帯ががっちりくっついて皮膚が引き込まれて凹みが目立ちやすくなっています。
また、頬骨の下の部分は骨がないため落ち込んで凹んで見えます。
そして、年齢と共にホホの凹みは強くなっていきます。
ホホの凹みが強くなると若々しさがなくなって疲れた感じに 見えてしまいます。
たるみがある方でも、この部分は凹んでいることは多く、 逆に、フェイスラインあたりはたるみで厚みが出ており、 極端に言ったらひょうたん型のお顔になっている方が多いです。
通常、ホホの凹みはヒアルロン酸や脂肪注入でへこみを 持ち上げて改善させます。
ここで、この凹みにスレッドリフトの糸を通した場について見てみましょう。
ちなみに、スレッドリフトは現在主流のフローティングタイプの糸を使用したケースについて話します。
フローテインぐタイプはこんな感じで1本の糸に逆向きにとげがついていて、1本で支える、引き上げると完結させる糸のことです。
さて、ホホの凹みにこのフローティングタイプの糸を入れた場合です。
この図のように凹みを考慮せずにまっすぐ糸を入れてしまうと、 たるみを引き上げたときに、へこみが引き込まれて強調されてしまうリスクがあります。
そのため、糸のリフトをおこなう場合、ホホの凹みは無視できない重要なファクターです。
ホホの凹みは改善できるか
それでは、このホホの凹み部分を悪化させないのはもちろん、糸リフトで改善することはできるのでしょうか。
結論から言うとある程度改善できる可能性はあります。
フローティングタイプの糸だと、図のように支える部分と引き上げる部分で、その間部分に厚みが出てボリュームが出やすくなります。
ですから、糸リフトの厚みが出やすい部分にホホの凹みが来るようにデザインして糸を挿入することでへこみを改善することができます。
結局フェイスラインにたるんだたるみを凹み部分に持ち上げて改善させるということになります。
先ほど言ったように、一方向のトゲを凹み部分に浅く挿入するとかえって凹みが強調されてしまいます。
ですから、この図のように糸の厚みが出やすい部分がきちんと凹みに来るように挿入し、かつ凹み部分はやや深く挿入するようにする必要があります。
そうやって糸を挿入することでホホの凹みをある程度改善することができる可能性があります。
これを意識してデザインするのとしないとでは結果が大きく変わってきてしまいます。
ただ、ホホの凹みは硬いのと、ホホの凹みは、面である程度の範囲で広がっているため、糸リフトで凹みの改善は弱い可能性もあります。
あくまで、糸の入れ方を工夫することで、へこみを悪化させないように工夫して、多少はボリュームが出るようにすることができるというくらいの認識の方が良いかもしれません。
凹みが改善しきれないぶんは、後日ヒアルロン酸注入などで調整すると良いです。
糸リフトでフェイスラインの厚みが減って、かつホホの凹みに厚みが出て改善されれば、図のように、お顔は卵型になってより若々しくシャープなフェイスラインになります。
まとめ
以上が糸リフトでホホのコケが改善するかについてでした。
糸を工夫して入れることでホホのコケが改善する可能性はあります。
ただ、あくまで糸リフトはリフトアップで、ホホのコケを治すものではなく、効果も限定的なので、そこまで期待しない方が良いかもしれません。
頬にコケがある人が強調されないように工夫できるくらいに思っていただくと良いです。
糸リフトをお考えの方にご参考になっていただければ幸いです。