切らない眼瞼下垂
眼瞼下垂はまぶたが開きにくくなって黒目がかぶってしまっている状態です。
眼瞼下垂の目安は、瞳孔中心線から上まぶたまでが3.5mm以下の状態です。
皆様はいかがでしょうか。
当てはまる方は多いのではないでしょうか。 日本人の70%は眼瞼下垂と言われています。
目次
眼瞼下垂の原因
まぶたは年齢と共にたるみますが、まぶたの裏側(後葉)のたるみが眼瞼下垂の原因のひとつです。 まぶたの裏側は上まぶたを上げる筋肉や腱膜がある部分で、組織がたるんで伸びてしまうと瞼を上げる力が伝わりづらくなって目の開きが悪くなってしまいます。
この状態が眼瞼下垂と言われています。
この、まぶたの裏側がたるむ原因ですが、加齢や目をこすったりする習慣によるもの、ハードコンタクトなどの炎症により後葉が変性してしまったりすることなどが挙げられます。
まぶたの表(前葉)のたるみは皮膚や眼輪筋のたるみで、外側中心に二重が狭くなり、視野が狭くなってきます。
眼瞼下垂のようにまぶたが重くなるので偽性眼瞼下垂と呼ばれています。
偽性眼瞼下垂には眉下切開や全切開によるたるみ取りが有効です。
眼瞼下垂の症状
瞼の裏側たるむ眼瞼下垂ですが、眼瞼下垂があると以下のような症状が出ます。
・黒目の露出が減って眠たい目元になる
・くぼみ目になる
・目を開けさせようとおでこにしわができやすくなる。
・おでこが常に緊張することで頭痛になる。 ・あごを上げて見ようとするので肩こりになりやすい。
・下三白眼になりやすい。
眼瞼下垂を改善させる方法
眼瞼下垂を改善させるにはまぶたの裏のたるみを除去して目を開きやすくする必要があります。
眼瞼下垂の手術には主なものに、
・経結膜的眼瞼下垂手術
・眼瞼挙筋腱膜前転術 眼瞼挙筋短縮術
・前頭筋つり上げ術 などがありますが、ここでは唯一切らずに糸でおこなう切らない眼瞼下垂手術(経結膜的眼瞼下垂手術)について解説します。
切らない眼瞼下垂とは
切らない眼瞼下垂では切らずに糸でまぶたの裏側を短縮させて目の開きを改善させます。
眼瞼下垂の切る手術と切らない手術は、二重の切開法と埋没法の関係によく似ています。
糸でおこなう切らない眼瞼下垂と二重埋没法の特徴は、糸を埋没させておこなう、ダウンタイムが短い、修正が比較的容易というメリットがあります。
また、切開法のように長持ちすることも多いです。
当院の切らない眼瞼下垂では、MRDという瞳孔から上まぶたまでの距離を左右で測定し、改善したい距離から短縮幅を0.5mm単位で計算しての左右の調整をしながら短縮します。
目の開きを改善し黒目が大きく見えるようになることで、眠たそうだった目元がはっきり明るくなります。
また、目の開きが改善することでくぼみ目が改善し、頭痛や肩こりも改善します。
以下に切らない眼瞼下垂のメリットとデメリットをまとめましたのでご参考ください。
(切らない眼瞼下垂のメリット)
◎切らない!傷が残らない!
◎ダウンタイムが短い
◎術後気に入らなければ容易に戻せる
◎短時間で手術が終わる
(切らない眼瞼下垂のデメリット)
△挙筋機能の弱い重度の眼瞼下垂などには限界がある
△施術後は目元のラインが瞳孔部分を頂点に山なりになることがある。時間と共に改善する。 △切開に比べると後戻りのリスクがある。
(眼瞼下垂をおこなうとどうなるか)
眼瞼下垂手術をおこなうと、以下のような効果があります。
◎目の開きが改善し黒目が大きく見るようになる。 ぼんやりした目元の印象が改善して明るくなり、デカ目になる。
◎くぼみ目が改善し、目元が若々しくなる。。 ◎眼瞼下垂の症状が改善し、おでこのシワや頭痛、肩こりが治まる。
◎挙上した眉が安心しておちてくるので目と眉の距離が近くなる。
〇二重が相対的に狭くなる。ただし、黒目が大きくなることで目全体の印象は大きくなります。
△瞼の厚ぼったい方ではむくみやすくなることがある。
△二重が不安定になることがある。不安定な二重の場合消失したりすることがある。
△最初は目が閉じにくくなりドライアイになりやすくなることがある。時間と共に改善します。
切らない眼瞼下垂をおこなっても眼瞼下垂の改善が今一つの場合は、瞼の表側を切開して、眼瞼挙筋腱膜前転術や眼瞼挙筋短縮術を行うと良いです。
二重が不安定になったり狭くなることがありますので、二重の幅をキープしたい方や二重を作りたい方には、眼瞼下垂と同時に埋没法を行う、切らない眼瞼下垂プレミアムがオススメです。
⇒切らない眼瞼下垂プレミアムについてはこちら 以上が切らない眼瞼下垂についての解説でした。 さらに詳しくは切らない眼瞼下垂についてをご覧ください。