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院長ブログ西尾 謙三郎

あなたの目の下のクマの原因は?|原因別の解消法

2015.5.16

あなたの目の下のクマの原因は?|原因別の解消法

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目の下のクマ、脂肪やくぼみなど目の下のトラブルは実年齢よりも老けた印象を与えてしまいます。 若いころは目の下に疲れが出ても、しっかりと睡眠や栄養を取ることで自然となくなっていましたが、 年を取ると目の下のクマがなかなかとれず、慢性化していき、コンシーラーなどで隠されている方も多いのではないでしょうか?
そんな誰もが気になる目の下の悩みの解決法についてまとめてみました。

1.目の下のクマの原因

疲れやストレスなどによる血行不良。(赤クマ)
紫外線や乾燥、こすりすぎなどによる色素沈着。(茶クマ)

IMG_1471茶クマ
加齢とともに進行する、目の下の脂肪の盛り上がり(目袋)

IMG_1471目袋
加齢とともに進行する目袋の下のくぼみ

IMG_1471目の下
脂肪のふくらみと目の下のくぼみの両方があり、凹凸の強いクマになっている。
⇒ 最も多い

2、原因別改善方法

疲れやストレスなどによる血行不良。(赤クマ)

マッサージや蒸しタオルで温めたりすることで血行不良を改善することも多少は効果があるようですが、疲れやストレスから来ている血行不良なのであれば、そこを改善しない限り根本的な改善は難しいようです。
そうは言ってもなかなか難しいところです。

紫外線や乾燥、こすりすぎなどによる色素沈着。(茶クマ)

色素沈着に関しては、改善は簡単ではありません。
改善というよりは、これ以上ひどくならないように日々のUVケアや保湿ケアをきちんと行うことが大事になってきます。
あとは、ハイドロキノンという美白剤を長期間塗ることで薄めることができる可能性はありますが、時間がかかります。 すでにできてしまっている色素沈着をカバーするには、コンシーラーなどで隠すしかないでしょう。

加齢とともに進行する、目の下の脂肪の盛り上がり(目袋)

盛り上がりはたるんで落ちてきた脂肪です。メイクや基礎化粧品での改善は、なかなか難しいです。
落ちてきた脂肪は年齢と共にさらにん落ちて、残念ながら目の下の目袋はどんどん大きくなっていきます。
そこで、原因である脂肪を除去する手術がとても有効です。
切らないので傷も見えません。
目袋の脂肪を除去するとクマがすっきりするのはもちろん、除去すると脂肪はもう増えないため、目袋の悪化を予防することができます。 そうすることで10年後も目の下が若々しく保てますのでおすすめです。
また、目袋が悪化して脂肪だけでなく皮膚がたるんできてしまうと、下まつ毛の下の部分を切開して皮膚や筋肉を除去しないときれいに改善しなくなります。

加齢とともに進行する目袋の下のくぼみ

くぼみによるクマは基本的にヒアルロン酸やFGF、脂肪を注入するか、手術で目の下の脂肪を下に引き下げてボリュームを出すことで改善させます。
手術が怖い方は、まずはプチ整形で簡単にボリュームアップをおこなうことができますよ。

脂肪のふくらみと目の下のくぼみの両方があり、凹凸の強いクマになっている。

脂肪のふくらみと目の下のくぼみの両方があり、凹凸の強いクマになっている複合タイプの方が大半を占めます。
ですので、ふくらみだけの施術、くぼみだけの施術をおこなっても、どちらか一方が残ってクマは解消されません。
基本的にふくらみとくぼみの治療を同時におこなう必要があります。
手術が嫌だということであればプチ整形で、ヒアルロン酸やFGFなどでくぼみを埋めるだけでもある程度若返り効果を出すことができます。 ただ、脂肪のふくらみはどんどん進行して大きくなってしまいますので、長い目でみると、しっかり脂肪を処理した方が良いです。 また、裏ハムラと言って、目の下のふくらみの脂肪をくぼみに移動させることによって凹凸を同時に改善する方法は有効ですよ。 以上のように、目の下のクマは高い美容液にお金をつぎこむよりも美容外科手術が確実にきれいにする近道と言えますよ。

3、美容整形での改善方法、メリット・デメリット

目の下のくぼみやたるみと一概に言っても、状態によって適応する治療はさまざまです。
ただ、ひとつ言えるのは治療を早めに受け、予防していくことが重要なポイントだということですね。 さて、美容整形のそれぞれの治療についてもう少し詳しく解説していきましょう。

・ヒアルロン酸注入

シリンジ画像針なし
軽度の方は、プチ整形と言われる注射での治療で改善が見込めます。
ヒアルロン酸は体の成分なので安心ですし、注入は痛みも少なく短時間で綺麗になれるのでとても手軽な方法です。
ヒアルロン酸をくぼみに注入することで、盛り上がりとの差をなくし目立たなくすることが可能です。
ただし、3~6ヶ月で吸収されてなくなっていきますので、長期にわたって維持したいということであればコストがかかることになります。 繰り返し治療するのと時間もお金もかかってくるので、手術をどうしてもやりたくない方や、とりあえずどんな効果があるかお試しでやってみたいという方には良い方法かと思います。

・FGF(成長因子)

傷が治るのと同じように、コラーゲンを増やして目の下のくぼみを改善します。自分の体の治癒力でボリュームを出しますので、自然ですし、効果も数年と、長持ちします。
またFGFも注射の治療ですので手軽な治療と言えます。
ただ、盛り上がり方には個人差があって、イメージ通り上がらない場合もありますし、逆に盛り上がりすぎてしこりになるリスクもあります。

・脂肪取り

脂肪取りは盛り上がった脂肪を取り除きフラットにする治療です。
切開して治療しますが、目の内側の粘膜を数ミリ切開するだけですので負担は少ないですし、傷は表から見えないのでばれる心配もありません。
一度脂肪を除去してしまえば基本的にもう増えることはないので、将来脂肪が落ちて目袋になって老けてしまうのを予防することができます。
ただし、多くの方が目袋だけでなく目の下のくぼみも伴っていますので、目の下の脂肪とりだけおこなうと目の下のくぼみが残り、クマはいまいち改善しません。 脂肪注入や、FGFなどを同時におこなったり、裏ハムラをおこなうととてもきれいになりますよ。

・脂肪注入

脂肪注入ではお腹や太ももから吸引した脂肪を目の下に注入します。
自分の脂肪を注入するので、自然な仕上がりで、生着すれば長持ちしてくれます。
また、脂肪を注入することで皮膚の再生作用が促進され、半年~数年は注入部の皮膚にハリがでたり、皮膚の肌理が改善して、皮膚の質感が若々しくなります。
脂肪細胞は理論上2ミリ以上のの厚みになると中心部は壊死を起こしてきます。
脂肪注入は効果的な方法ではありますが、脂肪を十分に分散して注入しないとしこりになるリスクがでてきます。 しこりになるとなかなか対処が難しいため、慎重におこないます。
目の下は脂肪が生着しやすい部位ではありますが、どれくらい生着して残ってくれるかには個人差があり、一度で満足される方がほとんどですが、数回治療が必要になることもあります。 脂肪注入は、傷はできませんし、効果的で長持ちしやすくダウンタイムが少ない良い治療法です。
ただし、細かく丁寧におこなわないとしこりなどのリスクがでてくるのできちんと丁寧に行ってくれるクリニック選びが重要になります。

・裏ハムラ法

裏ハムラ(修正済み)

裏ハムラ法とは、盛り上がっている脂肪を取り除くのではなく、くぼみに脂肪を移動させるという一石二鳥の手術方法です。
傷は瞼の裏側になるので、外から手術をしたことが分かりません。
脂肪を採取しなくてもできるため、脂肪を吸引したりする負担がなくなりますし、脂肪注入によるしこりのリスクもありません。
ただし、デメリットとしては、瞼の裏側の傷といっても目の幅いっぱいに切開して剥離していくため、腫れや内出血が出やすくなるということがあります。
裏ハムラは、治療できる医師が多くなくどこでもできる手軽な治療というわけではありません。
また、目の下の脂肪が移動するほどない方の場合は、脂肪肪注入を選択した方が良いケースがあります。

5、まとめ

目の下は年齢が出やすく、改善が難しい部分でもあります。
目元が若返ると5~10才若返ると言われています。
人に与える印象が全然違ってきますよ。 一番は早めに予防することですが、現在の状態をまずは診察してもらい、自分の今の状態を把握することが大切です。
もっと早くやっておけばよかったと言われる方は多いです。 早めに対策をとって、目の下を若々しく保ちましょう!
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プロフィール

西尾 謙三郎 医師
院長 西尾 謙三郎 医師
18年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。
「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。
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西尾 謙三郎 医師
医師
もとび美容外科クリニック 院長
西尾 謙三郎
経歴
平成14年 札幌医科大学医学部医学科 卒業
平成26年 もとび美容外科クリニック開院
資格
美容外科専門医(JSAS)
日本アンチエイジング外科学会専門医
アラガンボトックスビスタ 認定医
所属学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本美容外科学会(JSAS)
日本形成外科学会
日本美容皮膚科学会
日本加齢医師会
日本レーザー医学会
日本美容外科医師会
18年以上の実績を持つ美容外科専門医。丁寧で繊細な施術でお客様の望む実現を目指す。
「お客様のもつ本来の美しさを引き出す」ことをモットーに「もとび」美容外科クリニックを設立。
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