埋没法透明糸の抜糸
今日は5年前に他院で埋没法をされた方の抜糸を行いました。
お客様は目がごろごろするということで抜糸をご希望されました。
目を閉じた状態で見ると、ぽこつきはややあるものの、糸の色が見えず、色が抜けて透明になっているようでした。
糸によっては何年かすると色が抜けてしまいます。
色が抜けると抜糸の際にとれる確率がぐっと落ちてしまいます。
なにせ、見えないと抜糸できないんです。
ただ、糸が透明でもある程度ぽこ付きで糸の場所が推定され、ピンセットで糸のガリっという手ごたえを探りながら探すことは可能です。
それで取れることも多いですが、取れないこともあります。
時間が経った埋没法の抜糸は取れない可能性がかなりあることも知っていただいて行っていただく必要があります。
さて、今日の抜糸の方でしたが、見えにくいと予想されたので拡大鏡を使用して探りました。
針穴から探ると、ガリっとした手ごたえと、若干の糸の影によって結び目を見つけることができました。
結び目をそっと組織から外してループの片側を切って抜糸しました。
ガーゼの上に置くとこのようにどこにあるかわかりません。
定規の裏なのですが、白い板に糸を置くと、影で糸がやっとわかる感じです。
こんな感じで糸の色が抜けると抜糸しにくくなってしまいますが、何とか結び目の位置の推定と、手ごたえを頼りに抜糸していくことは可能です。
ただし、取れないリスク、一部しか抜糸できないリスクをご理解していただければと思います。
- 内容:埋没法の糸を抜糸します。
- 料金:22,000円~(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、ゴロゴロ感、取れない・取り切れないリスク
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