目の下脂肪取り、コンデンス脂肪注入 10ヶ月後
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(手術前)
(10ヶ月後)
目の下のクマを気にされて来院された患者様です。
術前は目の下に眼窩脂肪のふくらみが目立っています。右の方が少し強いようですね。
あとは、ふくらみだけでなく、ふくらみの下にへこみに影ができています。
ふくらみとへこみの段差により影クマが目立っています。
わかりにくい方もいらっしゃると思いますので下図をご参照ください。
上図では、眼窩脂肪とteartroughの段差が影になってクマが目立ってしまいます。
美容整形ではこの段差を改善させることで目の下のクマを治すことができます。
また、目の下の赤クマや茶くまなど皮膚自体に色味がついてクマが目立つことがありますが、手術ではその色味までは取れません。
ただし、眼窩脂肪が減ることでうっ血が改善して赤・紫クマが改善したり、脂肪注入の再生作用で色味が改善する可能性はあります。
さて、今回の方は、目の下の脂肪取り・コンデンス脂肪注入を行うことになりました。
目の下のふくらみはまぶたの裏側から穴をあけて眼窩脂肪を除去します。
眼窩脂肪は内側と真ん中、外側に分かれていますが、多くの場合では内側と真ん中の眼窩脂肪を切除します。
今回の方も内側の真ん中の眼窩脂肪をしっかり切除しました。
また、お腹などから吸引管で皮下脂肪を採取して、遠心分離器にかけて脂肪を濃縮して脂肪の質を高めておきます(コンデンス)。
コンデンスした脂肪を目の下の凹みに注入します。
脂肪注入は塊で入れると血流が悪くなり生着しないばかりかしこりのリスクがありますので、当院では目の下は2か所の針孔を開けて別の入り口から小さく水玉状に分散して少しずつ脂肪をおいていくことでしこりのリスクを減らしています。
また、少しずつ注入層を変えることで、脂肪を積み重ねて、塊で注入しないようにし、無理なくへこみが持ち上がるように注入していきます。
上記の分散注入で、脂肪に血流がいきわたりやすくなって脂肪が生着しやすくなり、目の下の凹みをきれいに持ち上げることができます。
今回の方も10ヶ月後の画像を見てもらうと目の下のふくらみとへこみが改善して目の下がフラットになりました。
クマがぐっと目立ちにくくなりましたね。
疲れた感じ、老けた感じの目元がすっきりとして、明るく若々しい印象になりました。
切除した脂肪は基本的に再生しませんし、注入した脂肪は長く生着し保ちますので効果は非常に長持ちします。
ダウンタイムは3日~1週間程度で回復も早いので、目の下のクマが気になる方にはおすすめの施術になります。
- 内容:下まぶたの裏側から眼窩脂肪を除去し、目の下の凹みに脂肪を注入します。
- 料金:348,000~428,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。吸収される、まれに目の下の膨らみが再発するリスク