鼻尖縮小、軟骨移植、鼻孔縁挙上、I型プロテーゼ 半年後
(手術前)⇒(6か月後)
今回のお客様は、鼻先がもともと上向き気味(アップノーズ気味)で、ACRが上向き、すなわち鼻柱より小鼻の位置が低い状態でした。
ご本人は、アップノーズを改善して鼻を整えたいとご希望され、プロテーゼで鼻筋も通したいとご来院されました。
今回は、アップノーズに対して軟骨移植をおこなっては鼻先を斜め下方に伸ばして整えることになりました。
鼻先に軟骨を載せて、下方向中心に厚みを出すことで鼻先が下を向き、下を向くことで鼻の穴も目立ちにくくします。
また、ACRが上向きで、小鼻の位置が少し低い状態なので、鼻孔縁挙上をおこなって小鼻(鼻孔縁)の位置を上げることにしました。
あとは、ご希望のプロテーゼで鼻筋を通します。
それでは、術後の写真を見てください。
正面の像では、耳介軟骨移植で鼻先が下を向いて豚鼻が改善したことで鼻の穴が見えにくくなりました。
鼻孔縁挙上で、小鼻の位置が高くなって上向きだった鼻柱と小鼻の位置関係(ACR)が改善してまっすぐになりました。
また、光の具合で少しわかりにくいですが、プロテーゼで鼻根が高くなって鼻筋が通りました。
次に側面像を見ていただくと、上がっていた鼻先が下がってバランスが良くなったのがわかりますね。
たれ下がっていた小鼻も 鼻孔縁挙上で引き上がって鼻柱が少し見えるくらいに上がりました。さらに鼻のバランスが良くなりましたね。
鼻根を見るとプロテーゼ高くなったのがわかります。
あまり高すぎるプロテーゼだと、おでこから出る不自然な鼻になってしまいますが、術後の画像では鼻根のラインの反りを少し残しながら自然な感じで高くなったかと思います。
下からの画像を見ると、鼻先が鼻尖縮小で細くなったため、鼻の穴の形が鼻先方向に細く伸びるようになりました。
そして鼻先は軟骨移植で高さも出ているのがわかります。
軟骨移植では、アップノーズを改善させるために鼻先を下方向(足側)に伸ばしていますが、下方向のみの延長だと、鼻先が垂れたようになっててしまいますので、正面方向(前方方向)にも同時に高さを出して鼻先がシュッと斜め下に伸びるようにしています。
なので、下から見ると鼻先に高さが出ていることになります。
全体的に言うと、豚鼻も小鼻の改善され、鼻筋も通ったことで、鼻全体のバランスが良くなって整ったかと思います。
今回の方のように、小鼻が垂れ下がってACRが上向きで、横から見て小鼻が鼻柱より垂れ下がっている方は、鼻孔縁挙上で小鼻の垂れ下がりを改善するのがお勧めです。
また、アップノーズの方ではリスクの少ない軟骨移植でも、この方のように効果的に豚鼻を改善させることができますのでおすすめです。
- 内容:鼻の穴を切開してシリコンプロテーゼを入れることで鼻筋を通し鼻根を高くします。
- 料金:207,080~234,800円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血、ズレのリスク