鼻の穴をみえにくくしたい。鼻尖縮小・耳介軟骨移植・ストラット 3か月後
今回のお客様は、鼻先を細くして鼻の穴を見えにくくしたいとご来院されました。
術前の画像はこんな感じでした。
まずは鼻先がややアップノーズ気味で正面から見ると鼻の穴が少し目立ってしまっていました。
側面から見ると上口唇と鼻柱の角度が90°より開いてて鼻先が上を向いているのがわかります。
通常は90°ちょっとくらいが理想です。
また、鼻先はやや鼻翼軟骨が離れていて若干団子鼻でもあります。
よく見ると鼻先は左に傾いていて鼻の穴に左右差がありました。
鼻先の傾きは下からだとわかりやすいですね。
今回の手術では、まず鼻の穴を見えにくくするためにアップノーズを改善させます。
アップノーズの改善には、耳介軟骨移植をして鼻先を下方向に伸ばします。
ただ下方向に伸ばすだけでは、高さが足りなくなり、わし鼻のようなお辞儀した方向に行ってしまうので、同時に正面方向(前方)に高さも出します。
ただ、鼻先に軟骨を載せるだけでは、鼻先の軟骨が沈んで高さは維持しにくいので、今回は鼻柱部分の鼻翼軟骨内側脚の間にストラットと言われる軟骨を挟んで沈まないように土台の軟骨を強化しました。
また、ストラットを立てることで、左に傾いた鼻翼軟骨もまっすぐになるように修正することができます。
団子鼻に対しては、鼻翼軟骨をとがらせて寄せる鼻尖縮小を行います。
以上をおこなった術後の画像を見ていただきます。
(手術前)⇒(3か月後)
正面像です。
いかがでしょうか。鼻先が下を向いて鼻の穴が目立ちにくくなりましたね。
また、鼻尖縮小術でやや幅のあった鼻先が細くなったのがわかるかと思います。
ご希望通りになったかと思います。
次に側面像を見ていただきます。
(手術前)⇒(3か月後)
やや上がっていた鼻先が、耳介軟骨移植で下方に伸びたのがわかりますね。
また、下方のみでなく、前方方向にも高さを出しているので鼻先が斜め下方に伸びて形が良くなりました。
ストラットを立てているので高さをキープしやすくなっています。
当初、お客様は、プロテーゼも考えていましたが、今回はご希望によりやらないことになりました。
ただ、もともと鼻根はそれほど高くなくて鼻筋は弱かったこと、鼻尖上部に少し段差があったこともあり、プロテーゼをやるとより良かったかもしれません。
鼻根が高くなって、鼻先上の段差も埋まってより鼻全体の印象が整っていたかと思います。
プロテーゼについては以下のページもご参考ください。
最後に下からの画像です。
(手術前)⇒(3か月後)
鼻先や鼻柱が左に傾いていて、鼻の穴も左右差がありましたが、ストラットを立てて補正したことでまっすぐになりましたね。
左右差がなくなりました。
鼻先に関しても下から見ると耳介軟骨移植で高さが出たのがわかります。
以上が術後の変化になります。
全体に鼻の穴が見えにくくなって鼻先も細くなり、鼻先の傾きも修正されました。
自然な感じで整ったと思います。
今回おこなった鼻尖縮小、耳介軟骨移植についてご興味がある方は、下記ページもご参考ください
- 内容:鼻の穴を切開し、軟部組織を除去、軟骨を形成して団子鼻を改善します。
- 料金:189,000~238,000円(税込)
- リスク:一時的な腫れや内出血。鼻尖上部に厚みが出るリスク。