院長ブログ西尾 謙三郎

（手術前）
（６ヶ月後）
今回の症例は、ヒダがそこそこ強い方でした。
右なり左なりに蒙古ヒダを引っ張ってZ形成のデザインのおこないました。
傷がきれいに治るように中縫いをおこなっています。

半年後は蒙古ヒダが解除されて目の幅が広くなって目元が華やかになりましたね。
目の間もその分狭くなってバランスが良くなりました。

半年なのでもうほぼ完成です。

（手術前）
（３ヶ月後）
今回の症例の方は、まぶたの厚ぼったさが気になる、たるみで二重が狭くなっているのが気になるとのことで眉下切開をおこないました。
３ヶ月後の画像では、二重幅が自然な感じで広くなったのが分かります。
たるみを除去したことでまぶたの厚ぼったさも改善しました。
やや全体に重たかった目元がすっきりとしましたね。

まぶたは上に行くほど厚くなりますので、二重術で広く二重を作ると、厚ぼったい二重になってしまいますが、眉下切開では厚みが出ずに、逆にすっきりとしながら二重を広くすることができます。
自然な感じで二重を広くした方は眉下切開がおすすめです。

（手術前）
（３ヶ月後）
目を大きくしたいとのことでご来院され、目尻切開も希望されていましたが目尻に余裕はなく、
切らずに目の開きを上下に大きくすることになりました。
切らない眼瞼下垂では、左の開きがもともと弱かったため、左をしっかり目、右は控えめに短縮しました。
左の目の開きが良くなるとへリングの法則で右の開きは悪くなるのですが、左右眼瞼下垂を行ったことで、右の目の開きを保つことが出来ています。
3か月後の画像では目が開きやすくなって目元がはっきりとしたかと思います。
切らないたれ目では、術後は自然な感じで目の下のラインが落ちて優しい目元のラインになりました。
眼瞼下垂もタレ目も切らずに行いましたが（切らないたれ目2点セット）、自然な感じで目の印象がはっきりしたかと思います。

（手術前）⇒（３ヶ月後）
今回のお客様は一度MISKO（ミスコ）で切らずに鼻を高くしましたが、ミスコ後の形が気に入ったため手術を希望されました。
正面方向に高さが必要なため、つぶれて高さが戻らないように軟骨を余分にもってきてストラット（支柱）を立てることになりました。
３ヶ月後の側面像を見ると鼻先が正面方向に高くなってシュッとしたのが分かります。
下から見ると鼻先が細くなって高さが出て、団子鼻が改善したのが分かります。

（手術前）
（３ヶ月後）
以前に埋没法をされた方ですが、二重が取れてしまったとのことで御来院されました。
二重はさらに広くしたいとのことで、左の癖よりさらに１.５段広いラインで二重を作ることになりました。
なのでかなりはっきり目の二重になりましたが、左右しっかり広いラインがつきましたね。

今回は少しでも戻りにくいようにもとびアイプラチナムで二重を連結させています。

（手術前）⇒（半年後）
今回のお客様は以前に鼻中隔延長を行ったことがある方で、鼻先は延長しましたが鼻柱がついていかず、
鼻柱の基部（付け根）が引っ込んで見えてしまっています。
正面から見ると小鼻と鼻柱の関係を示すACR(alar-columeller relationship)は上向きです。
ACRは下向きがバランスが良いと言われています。
今回の方は、バランスを整えるために鼻柱の基部に軟骨を移植して引っ込みを引き出しました。
半年後の正面の画像では引っ込みが改善されてバランスが良くなりましたね。
側面の画像でも鼻柱が見えるようになって良くなりました。

鼻柱基部下降（鼻柱基部軟骨移植）では、主に、耳の穴の出っ張りの軟骨（耳珠軟骨）を採取して、サイコロ状にして鼻柱基部に移植します。
下図のように引っ込んだ鼻柱基部を引き出してバランスを整えます。 わりと手軽な手術で効果もそこそこ出てくれます。
鼻柱基部が引っ込んでいてバランスを良くしたいなぁという方ではお勧めの施術になります。
また、鼻先を伸ばす鼻尖軟骨移植や鼻中隔延長と組み合わせて手術を行うこともあります。

（手術前）⇒（半年後）
リップリフトは鼻の下のラインを切って皮膚を切除して唇と鼻の距離を近づける施術です。
鼻の下が長いと間延びして老けた感じに見えてしまいますが、リップリフトで改善させることが出来ます。
今回の方は術前は鼻の下が長かったですが、術後は鼻の下の長さが短くなったのが分かりますね。
鼻の下のところに切開線がありますがそれほど目立ちませんね。
上唇は引っ張られて富士山型に厚みを増したのが分かります。

（手術前）⇒（3か月後）
もともとアップノーズのお客様でアップノーズを改善させて鼻スジもキレイの整えたいとのご希望でご来院されました。
しっかりの延長を希望され、鼻中隔延長をおこなうことになりました。
鼻中隔延長はオープン法でおこない、鼻中隔軟骨を採取して鼻中隔の先にくくりつけて鼻中隔を延長する手術です。
伸びた鼻中隔に鼻先の鼻翼軟骨を伸ばして固定することで鼻先を伸ばします。
この際、鼻翼軟骨がしっかり伸びるように外側鼻軟骨や外側脚の連結をしっかり解除をするようにします。
鼻先の軟骨を固定して伸ばしますので手術後は鼻先が動かなくなり硬い感じになります。
また、鼻中隔延長の場合、鼻先が曲がってくるリスクや鼻の通りが悪くなったりするリスクがあります。

今回の方は比較的鼻先が伸びやすい方でした。
正面像、側面像共に鼻中隔延長で鼻先がしっかり伸びたのが分かりますね。
豚鼻だった鼻先が下向きになって鼻の穴が目立ちにくくなりました。
また、プロテーゼで鼻根に高さが出て、もともと曲がっていた鼻筋も真っ直ぐに近づきましたね。

全体に鼻中隔延長でしっかりお鼻が整ったかと思います。

（手術前）
（３ヶ月後）
他院で下眼瞼下制（切るタレ目）をされたお客様でした。
もう少し目を大きくしたいとのことで、目尻切開、タレ目再手術（切らないタレ目）、目頭切開を行うことになりました。

３ヶ月後の画像では、目頭切開で蒙古ヒダが解除されて目の幅が広くなりましたね。
目の印象がはっきりとして目元が華やかになりました。
また、目尻切開をしたことで目尻側の白目の露出が大きくなってデカ目に効果がでています。
若干切らないタレ目で目の下のラインは落ちましたが、一度切るタレ目の手術をしているので控えめな効果になっています。
目の下の組織は厚めの方なのでこれくらいが限界かもしれません。
ただ、目尻を下にひっぱることで目尻切開の効果を出しやすくする効果は出ます。

今回の方の様に目頭や目尻などデカ目の手術を組み合わせることでこのようにデカ目効果を高めることができます。
自然な感じで目を印象的に見せることができるようになったのではないでしょうか。

（手術前）
（３ヶ月後）
お客様はアイプチでまぶたがたるんで重くて違和感があるとのことでご来院されました。
二重も広くしたいのことで、特に黒目あたりの皮膚もしっかり切除してほしいとのご希望でした。

眉下切開では、９ｍｍ弱のたるみを切除しています。（平均切除幅は８ｍｍ）

蒙古ヒダが強く、眉下切開では二重の内側の幅は出ませんが、真ん中を中心に二重幅が出たのが分かりますね。
眉下切開は自然な皮膚の厚みの連続を保ったままたるみを引き上げますので自然か感じで二重が広くなりました。
※二重の切開などでたるみをとると厚皮膚が降りてきて厚ぼったい二重になってしまいます。
【二重全切開でたるみをとった場合】
【眉下切開でたるみをとった場合】
なので目の上のたるみを除去するには眉下切開が良いです。

眉下切開で上まぶたのたるみを除去したことで上まぶたの厚ぼったさも改善してすっきりしましたね。
たるみを一度リセットしておけば将来的に目元が老けにくくなりますので、長期的にも効果的な手術です。

画像は３ヶ月なのでやや傷の赤みは残っていますが、半年以降、最終的に白く抜けて目立ちにくくなっていきます。

ちなみに手術直後からの経過を時系列で画像にしてみました。
（手術前）
（手術直後）
（５日後） （１ヶ月後）
（３ヶ月後）
抜糸の際は内出血は今回の方のように色濃く残っていることも多いのでメイクでカバーしてたいただく必要があります。
抜糸は５～１０日の間で可能で、抜糸の翌日からメイクが可能になります。