眉下切開は歳を取ってからたるみが強くなってからの方が良いの?手術はいつやるべきか
作成日:2024.3.23 更新日:2024.3.30
眉下切開は上まぶたのたるみを取るのに大変良い施術です。
お客様とお話しする中で、たるみを取る手術だから、もっと年配になるまで待ってたるみがしっかりたまってくるまで待って取ろうと考えているという方もいらっしゃいます。
そこで今回は、眉下切開は年を取ってたるみをためてからやったほうがよいのか、若いうちにやった方が良いのかということについてお話ししたいと思います。
目次
眉下切開とは(復習)
眉下切開は眉毛の下を切開して上瞼のたるみを切除する手術です。
イラストの赤い部分を切除していきます。
年を取ると誰しも上瞼のたるみは進行してきて、特に真ん中から外側のたるみが強く出てたるんでくるため三角目になってきます。
そのような方では眉下切開は有効です。
(手術前)⇒(半年後)
この症例の方のような感じで二重幅が全体にはっきり出てきて瞼も軽くなり目元がぐっと若返ります。
このようにたるみが強い方には眉下切開は有効です。
眉下切開について詳しくはこちらをご覧ください
実は若い人でやる方が多い
美容外科でおこなっている眉下切開術で、このようにたるみが強い方がおこなうのは実は割合としては少数派というのはご存じでしたか??
現在当院で眉下切開をおこなう方のうち6割以上の方は20代以下の方なんです。
意外に思われる方も多いのではないでしょうか。
実は眉下切開は年配の方が行う手術というよりは、二重埋没法などのようにお若い方が行う手術といえるかもしれません。
なぜお若い方がやる方が多いのでしょうか?
眉下切開の効果、人気の理由
眉下切開の効果は眉を持ち上げたような仕上がりになります。
具体的に症例写真を見てもらいます。
(症例写真)
主な効果としては以下の4つがあります。
- ①二重が自然な感じで広くなる
- ②黒目が大きく見えるようになる。まつ毛の生え際も見えやすくなりアイライン効果も出る
- ③まぶたの厚みが薄くなる
- ④重かった目が軽くなる。 頭痛・肩こりが改善する
つまり、二重が無理なく広くなり、自然なデカ目効果が出て、まぶたの厚みが減ってすっきりし、目が軽くなり額にしわが出にくくなる、ということです。
このような素晴らしい効果を一度に出すことができるんですね。
これでは年配の方に限らずお若い方にも人気のはずです。
切開するので抵抗を感じる方もいらっしゃいますが、眉毛の下の傷はかなり目立ちにくく治ります。
また、ダウンタイムは二重の切開法の様に長引かず、二重の埋没法と同じ1週間くらいなのでお若い方にも人気なのです。
お若い方の目元の整形のご希望は、 二重を広くしたい、目を大きくしたい、厚ぼったいまぶたをすっきりさせたいなどのご希望が多いですが、 たるみ・厚みがある方では、二重埋没法だけではどうしても二重がつきにくい、戻りやすい、無理やり作ると不自然になってしまうなどのリスクがあります。
また、普通の方でも二重幅をどんどん広くしていくと二重が厚ぼったくなって、食い込み・ハム目・不自然さがでてきて整形した感が出てやすくなります。
そこで、眉下切開をおこなうと、たるみが減ってご自身の二重が広く見えるようになり、無理ない自然な二重になります。
また、先ほど書いたように、まぶたがすっきりとして軽くなり、デカ目効果も少し出てくれます。
自然な感じで目を大きく明るくすることができるんですね。
実際の症例写真をみてもらった方がわかりやすいかと思いますので、2人目の方の症例写真を見てもらいます。
眉下切開のみおこなった3か月後の画像です。
まだ眉下に傷の赤みが残っていますが、白く抜けて目立ちにくくなっていきます。
さて、眉下切開の効果をみてもらうと、まず前に説明したように二重が自然な感じ広くなりましたね。かぶりが取れてまつ毛も見えやすくなり、少し黒目も大きく見えるようになってデカ目効果も少し出たかと思います。
そして、二重の上の瞼の厚みもすっきりしましたね。
これだけたるみが取れたので、自覚的にもまぶたが軽くなったかとのではないかと思います。
お若い方にも眉下切開はこのように効果的です。
若いうちに眉下切開をおこなうメリット
眉下切開は短期間に何回も繰り返してできる手術ではありませんので、早いうちにたるみをしっかり取っておけば、たるみをそのままにしておくのと比べると目元の老け方が全然変わってきます。
将来的に目元のたるみが少なく、目元を老けにくくすることができるのです。
お若いうちにたるんだ目元で我慢して、たるみをどんどんためて40,50代になってからすっきりさせるより、お若いうちから目元をきれいに明るくしていおく方が良いですよね。
何度も再手術できないと言いましたが、お若いうちにたるみを取っておいて、そのあとに何十年してなじんでたるみがでてきたとしたら再手術も可能です。
お若いうちに手術しておけば後で再手術もやりやすくなる可能性があるということです。
たるみが強くなってから眉下切開をするリスク
年配になってたるみが強くなってから眉下切開をする際にリスクが出てきます。
リスクは2つあります
①内側の縦じわが出やすくなる
年齢を重ねてたるみが強くなって皮膚に張りがなくなったり、くぼみ目になると眉を引き上げた方向に縦じわができやすくなります。
一度できてしまうとなかなか戻せません。
眉を引き上げて縦じわが出やすい方はしっかり皮膚を切除できなくなたり、眉下切開自体できなくなります。
②くぼみ目が悪化するリスク
目の上は皆さん年齢と共にくぼんでいきます。 眉下切開をおこなうと上瞼のボリュームが減って見えるため、くぼみ目が悪化して老けて見えたり、二重が不安定になってしまうリスクがあります。
以上のように年齢を重ねてからの眉下切開は内側の縦じわ、くぼみ目悪化のリスクが増すことになります。
なので、これまでのことをトータルして考えると、 眉下切開はたるんできてからやったほが良いかと聞かれたら、 たるみがあるならお若いうちからやった方が良いですよとお答えしています。
皆が眉下切開をできる訳ではない
皆さんが眉下切開をできる訳ではありません。
そもそも眉下切開はたるみとりなのでたるみがないと手術できません。
眉を引き上げるとすぐに二重が消えてしまう方や、目が開いて兎眼になってしまう方などでは眉下切開は向いていません。
あとは、先ほどのように、くぼみ目の方や、縦じわが出やすい方も眉下切開で悪化するリスクがあり向いていません。
ただ、お若いうちからたるみがある程度あり、眉下切開をする余裕がある方は多いです。
まとめ
眉下切開はお若いうちからおこなったほうが良いよということです。
たるみが強くなってからおこなうとリスクが増してそもそも眉下切開ができなくなる可能性があります。
年を取ってから眉下切開をおこなっても少し遅いのかもしれませんね。
お若いうちからおこなえば目元が老けにくくなります。
眉下切開は自然に二重を広くしてデカ目効果もあり、厚みをすっきりさせる効果もありますのでお若い方中心に大変効果的な施術です。
ご自分で眉下切開できる余裕があるのか判断するのはなかなか難しいことです。
気になる方は無料カウンセリングなど利用していていただければと思います。