【症例写真で解説】眉下切開の傷跡はどの程度残るのか、目立つのか気になる術後について
作成日:2024.3.26 更新日:2024.8.5
眉下切開をお考えての方で傷を気にされている方は多いです。
今回は皆さんが気にされている眉下切開の傷跡はどの程度残るかということについて解説したいと思います。
途中6人の症例の方の実際の傷を見てもらおうと思います。
目次
眉下切開の傷
眉下切開ではこんな感じで眉毛の下に切開した傷ができます。
眉毛の下は目元の近くなので傷が目立つのを気にされるのは良くわかります。
ただ、結論から言うと眉下切開の傷は非常に目立ちにくいです。
眉上切開という眉を挙上させる手術がありますが、眉毛の上の傷は目立ちやすいです。
逆に、眉毛の下の傷は大変目立ちにくいのです。どこを切ったかわかりにくくなるレベルの方も多いです。
傷は目立ちにくいので、お若い方で眉下切開をおこなう方が多いですね。当院では眉下切開をおこなう6割以上の方は20代以下のお若い方です。
ただし、眉下切開の傷は消えてなくなるわけではなく、白くぼやっとして目立ちにくく治っていきます。
傷の治り方にはもちろん個人差もありますが、言われてよく見てわかる程度のことが多いです。
メイクすればまず人にはわかりませんし、よく見ても傷がわからない方もいらっしゃいます。
ただし、手術のやり方によっては眉下切開の切開線が目立ってしまうケースもあるので注意です。
他院で眉下切開をおこなわれた方で、一部の人は傷がかなり目立ってしまっていて、診察していてもすぐに不自然さが分かってしまうケースが散見されます。
眉下は目と近い部分なので、傷が目立ってしまうと一生不自然になってしまうので注意が必要です。
当院では傷が目立たないように気をつけて工夫をしながら手術をおこなっています。 これについてはまた次の機会に詳しく解説したいと思います。
それでは症例写真を見てもらって、傷がどれくらい残るのか見ていただこうと思います。
眉下切開の傷跡症例写真
眉下切開の症例写真を紹介するにあたって、眉下の傷が目立つ症例を探したのですが、なかなか見つかりませんでした。それくらい眉下切開はあまり傷が目立たない手術ではあります。
症例写真は、3~6か月後の傷の赤みが落ち着いた状態のものを紹介します。
もちろん皆さんすっぴんです。
眉下切開の傷①
(3ヶ月後)
まず一人目の方です。
3か月後の画像ですが、 眉の下に傷があるのがわかりますでしょうか。眉の下にうっすら白く傷の名残があります。
まだ3ヶ月ですので若干の赤みも残っています。
半年以降に傷は白く抜けてさらに目立ちにくくなっていきます。
言われてよく見ないとではわからない傷ではないでしょうか。
眉下切開の傷②
次は二人目の方で3か月後の画像です。
(3ヶ月後)
この方も眉の下に傷がありますが、よく見ないと傷はわからないですね。
というか、よ~く見ても傷はわからない感じです。
あーここなのかなぁって感じで このように眉下切開は傷が目立ちにくい手術です。
1週間後の画像も見てもらいますと、こんな感じです。
(1週間後)
やや眉下に傷の赤みはありますが、抜糸直後からかなり傷は目立ちにくくなっています。
もちろん個人差もあって、傷の赤みがもう少し強い方もいらっしゃいます。
この方は男性の方ですが、メイクできなくてもダウンタイムは問題なさそうですね。
眉下切開はメイクをあまりしない男性にも非常に人気の施術ですが、納得できます。
眉下切開の傷③
3人目の方の半年後の画像です。
(6か月後)
眉の下にうっすら白いラインがあるのがわかりますでしょうか。
もともと眉がまだらな感じの方でしたので、傷跡はこんな感じになります。
眉下切開では、切開線から下の毛は切り取ってなくなりますので、眉の下毛がもしゃもしゃとしている方はすっきりとして、眉のラインがはっきりとする傾向があります。
また、眉毛本体も薄く切除しますので若干外側中心に眉が細くなります。
眉下切開の傷④
(半年後)
次は4番目の方の半年後の画像です。
半年後なので傷の赤みはほぼ抜けてきています。
眉の下がうっすら白いのかなという程度で傷は、はっきりわかりません。
眉毛が傷をカモフラージュしてさらに目立ちにくくなっています。
眉下切開の傷⑤
5番目の方です。
(6か月後)
よく見ると眉の下にうっすら白い感じの色がありますがこれも言われてみないとほぼわからないかと思います。
左眉に関してはほとんど傷はなく、眉下切開をやったようには全く見えないですね。
このような感じで傷はあまり目立ちにくく治ることが多いです。
眉下切開の傷⑥ 1週間後~6ヶ月後
今までは落ち着いた後の傷を見てきましたが、今回はダウンタイムも含めて1週間後から6か月後までの画像を見ていただきます。
(1週間後)
まずは1週間後の画像を見ていただくと、抜糸直後なので傷が赤く、目立っていますね。
内出血も黄色く出ていて、一部紫がかっています。
内出血は出ない方も多いですが、今回の方のように出る方もいらっしゃいます。
抜糸の翌日からメイクが可能ですので抜糸以降はメイクでカバーしていただきます。
(1か月後)
1か月後になるとだいぶ傷が落ち着きましたね。
ただ、まだ傷に赤みが残っています。
(3か月後)
3ヶ月後になると赤みはさらに引いて傷は目立ちにくくなってきました。
(6か月後)
6か月後では、さらに赤みは抜けて傷は白くなりかなり目立ちにくくなりましたね。
眉下切開の傷は半年以降で白く抜けて完成していきます。
今回の方も6か月後は傷はほぼ完成し、どこを切ったかわからないレベルになったかと思います。
以上が眉下切開の傷の症例写真でした。
今まで見ていただいた画像は半年までのものでしたが、1年以降傷がさらになじんで眉毛も増えてさらに目立ちにくくなることも多いです。
症例写真は他にもたくさんホームページに載せているので参考にしてください。
まとめ
以上が眉下切開の傷跡について、具体的に症例写真を見ていただきながら解説させていただきました。
いかがでしたでしょうか。
眉下切開の傷はかなり目立ちにくく治ることが多いというのがお分かりになったのではないかと思います。
なので、お若い方でも人気の施術です。
傷はもちろん個人差がありますので、100%目立たなくなりますよと言うことはできませんが、通常目立ちにくく治ることが多いので、皮膚に余裕があって眉下切開の適応がある方ではあまり怖がられずに検討していただければ良いかと思います。
また、他院でおこなった眉下切開の傷の修正も行っておりますので、眉下切開の傷が気になるという方がいらっしゃればご相談ください。