【眉下切開】眉のアートメイク前後に眉下切開を受けても大丈夫?
作成日:2024.5.14 更新日:2024.5.15
眉下切開の相談で、アートメイクをやって良いか、良いならいつごろからが良いかと質問されることがあります。
今回は眉下切開のアートメイクについてお話ししたいと思います。
眉下切開の傷について
眉下切開は皆様ご存じのように、このイラストのように眉毛の下を切開してたるみを切除するので眉の下に傷ができます。
この画像のラインのような傷になります。
通常眉毛の上の傷は目立ちやすいですが、眉毛の下の傷は目立ちにくく治ります。
眉下切開の傷については以下のページもご参考ください。
アートメイクは可能か
ただ、傷を目立ちにくくしたいとのこととでアートメイクを考えていらっしゃる方はいらっしゃいます。
では、眉下切開の際にアートメイクをしても良いかということですが、 結論から言うと、アートメイクは眉下切開の術前でも術後でも可能です。
傷が治っている段階でなければ自由にしていただいて構いません。
ただ、眉下切開は本来の眉毛の形や生え際を見ながら、切開線をデザインします。
そうすることで毛包斜切開をして傷から毛が生えて傷を目立ちにくくしたり、眉毛が特に外側で傷の上にかかることで、傷を目立ちにくくしています。
なので、アートメイクすると本来の眉の毛根がわかりにくくなって本来の眉とずれる可能性が多少あるかもしれません。
本来の眉とずれれば、傷が目立ちやすくなってしまう可能性はあります。
あとは、アートメイクは細かな傷になるので細かな瘢痕ができます。
切開する際に微小な傷や瘢痕があるときれいに切りづらくなったり、傷がさらに傷つくと、傷が汚くなる可能性があるので、眉下切開の術前は何もやっていないに越したことはないです。
なので、どちらかというと、眉下切開をする場合はアートメイクを先にしない方が良いかもしれません。
アートメイクするなら、眉下切開できちんと眉の形が決まってからアートメイクで仕上げるというのが無難かもしれません。 ただ、どちらかというとという話なので、先にアートメイクしても問題なく眉下切開は可能です。
先にアートメイクしていた方が眉下切開をする場合の注意点
眉下切開は眉ごと切除することで傷が眉に隠れて目立ちにくくなります。
アートメイクを先にした場合、眉下切開を後でおこなうと、アートメイク部分を切開することになり、アートメイクが部分的にやせる可能性あるかもしれないということがあります。
それほど目立ったケースはあまりありませんが、可能性として傷付近のアートメイクが一部色が薄くなったりしてがたつく可能性があるかもしれません。
あとは、アートメイクの下部を切除していくのでアートメイクの眉が細くなるというのがあります。実際の症例写真を見てもらいます。
(手術前)⇒(手術後)
こんな感じで眉は細くなります。
これは、アートメイクしていてもしていなくても同じで、眉下切開は、眉に少し眉に入り込んで切除することが多いので特に外側中心に少し眉が細くなることがあります。
あとは、術後はやや眉が下がる方もいらっしゃいます。変わらない方も多いですが。
眉の下の皮膚を切除するので眉が下に引っ張られることもありますし、たるみが取れてまぶたが軽くなるので眉が安心して下がってくることによります。
外側だけ少し落ちる方もいらっしゃいます。
眉は無意識に調整されている部分なのでどれぐらい落ちるかは読めないと言われています。
なので、眉下切開後は、眉は外側中心に少し細くなり、少し下がる場合があると思っていただくと良いです。 そのあたりの注意点はありますが、最初にもお話ししたようにアートメイクをされている方でも問題なく眉下切開は可能です。
眉下切開をおこなった後にアートメイクをする場合の注意点
次に、眉下切開をおこなった後にアートメイクをすることについてお話しします。
上にも書きましたが、眉下切開は最終的にはかなり目立ちにくい傷になります。
傷はうっすら白っぽく治りますが、よく見てもどこに傷があるかわからないくらいになる方も多いです。
例えば眉下切開をしたこの方の眉をよく見てみてください。
傷ははっきりわからないですが、この辺かなあって感じですね。
ただ、術後の眉下切開は白く目立ちにくくなるとはいえ、多かれ少なかれ傷は残りますし、傷を気にされる方もいらっしゃいますので、ご希望ならアートメイクで術後にカバーするのは良いと思います。
また、傷は気にしていなくても普通にアートメイクしていただくのも可能です。
ただし、切った傷が治っていないうちにすぐにアートメイクをおこなうのは良くないので、傷の赤みや硬さが落ち着いて、傷が成熟する6か月以降におこなってください。
その際、リスクとしては、傷なのでアートメイクが入りにくい可能性があります。
あとは、傷がガタガタしている場合はアートメイクでカバーしきれないですし、かえって目立つケースもあるかもしれません。
その場合、ガタついて目立つ傷は、修正ができそうなら外科的に修正手術をした方が良いこともあります。
修正に関してはカウンセリングでご相談ください。
まとめ
以上がアートメイク前後に眉下切開を受けても大丈夫かということについての解説でした。
まとめると 眉下切開の前だろうが後だろうがアートメイクはしていただいて大丈夫です。
ただ、どちらかというと眉下切開の前はアートメイクせずに本来の眉の状態で眉下切開のデザインしたほうが良いです。
眉下切開後にアートメイクをする場合は、半年以上あけて傷の赤みが落ち着いていれば普通にアートメイクしてもらっても良いです。
眉下切開後に傷をカバーしたい場合はアートメイクをしていただくのもありですが、傷のがたつきが強い場合などは、修正手術をした方が良いこともありますので、ご相談ください。