【二重】韓国では常識!おすすめの二重埋没法「連結法」とは
作成日:2024.5.25 更新日:2024.5.30
皆さんは二重埋没法の中でも、連結法という方法はご存じですか?
連結法とは1本の糸で瞼を編み込む二重埋没法のことで、韓国では常識になっています。
今回のコラムではもとび美容外科クリニックでも人気の連結法について、詳しく解説させていただきます。
当院で二重埋没法をお考えはもちろん、二重埋没法をお考えの方皆さんに参考にしてもらえればと思います。
目次
二重埋没法とは
最初に、二重の埋没法の基本について簡単に説明します。
二重埋没法とは、糸で二重をつくる手術です。
糸を瞼に埋め込んで埋没させるため、「二重埋没法」と呼ばれています。
切らないので傷が残らず、ダウンタイムも比較的短いのが特徴です。
二重の仕組み
『まぶたの構造 目を開く力は、まぶたの裏側にかかる!』
これ覚えておいてください。
上まぶたはまぶたの表側にある組織(前葉)と裏側にある組織(後葉)に分かれます。
後葉は眼瞼挙筋やそれに続く腱膜や眼窩隔膜などで、まぶたを開けるための力のもとです。
【一重の人の場合】
まず、一重の人の瞼の構造を見てみると、後葉と皮膚に連結がないので皮膚が引き込まれず、ただまぶたが開くだけで瞼に折り目がつかない、
すなわち二重にならないといことになります。
【二重の人の場合】
生まれつき二重の人では、後葉と瞼の皮膚に繊維組織の連結があります。
なので、目を開くと連結部分が引き込まれて折り目ができ、二重になります。
【二重埋没法の場合】
それでは、一重の人を二重にするためにはどうしたら良いでしょうか。
二重埋没法では、このもともと二重の人にある連結を糸で作ります。
作りたい二重の高さの皮膚と後葉の組織を糸で連結することで、図のように連結した皮膚が引き込まれて二重を作ることができます。
一重の人が二重にするだけでなく、二重を広くしたい人もより高い位置に糸で連結を作ることで二重を広くすることができます。
二重のしくみについては下記のリンクをご参考ください。
二重埋没法の種類~点止めと連結止め~
さて、こんな二重埋没法ですが、皮膚と後葉を連結するのにいろいろな糸のかけ方があります。
クリニックによってさまざまな糸のかけ方があり、埋没法の名称もいろいろあるので、少しわかりづらいところかもしれません。
大きく分けると、【点止め】と【連結止め】がありますので、それぞれ解説していきます。
点止め
もっともシンプルなのは点止めです。
昔から多くのクリニックでおこなわれている方法です。
イラストのように糸をかけますが糸を ぎゅっと締めると皮膚に埋没して 点のようになるので点止めと呼ばれています。
2点止めがベーシックな方法です。
また、戻りにくくするために3点でとめることもよくやります。
当院でも当然、このような基本的な点止めもおこなっており、
ナイロンの糸でかけるクイック法と、腫れにくい糸で締め具合を調整して腫れを減らす“腫れにくい二重術”というメニューがあります。
あとは、特殊ですが溶ける糸で行う吸収糸二重術もおこなっています。
連結止め
連結止めは、1本の糸で一筆書きをするように、連続して糸をかける方法です。
そうすることで点止めが横に連結されてかかることになります。
この連結埋没法は日本ではどちらかというとマイナーなかけ方ですが、韓国ではよくおこなわれているメジャーな埋没法です。
最近では日本でもこの手術を行う先生が少しずつ増えてきましたが、僕は15年前から手術をおこなっています。
当院では2点止めを連結する方法と、3点止めを連結する方法があります。
当院では、2点連結の表止めはもとびアイライト、2点連結の裏止めはスマートバランスと呼んでいます。
3点の連結の表止めはもとびアイゴールド、3点連結の裏止めはもとびアイプラチナムと呼んでいます。
【もとびアイライト(2点連結・表止め)】
【スマートバランス(2点連結・裏止め)】
【もとびアイゴールド(3点連結・表止め)】
【もとびアイプラチナム(3点連結・裏止め)】
※ちなみに裏止めは、結び目を結膜側に埋め込むことで皮膚側の結び目のポコつきのリスクを減らしています。
裏から結び目を埋め込んでも、結び目は瞼の中で癒着して眼球側に出てこないのでご安心ください。
連結と言っても糸を絡め合って連結するという方法もありますがこれとは違って、
きちんと1本の糸で編み込むのでより安定した連結となります。
※糸を絡めて連結する方法(スマートリンク)
二重埋没 連結法のメリット
では、このように糸を連結してかけるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
主なメリットを上げると
①二重が安定しやすい
②糸の締め具合をコントロールしやすい(腫れ具合をコントロールしやすい)
③結び目が1つなのでややポコつきにくい
④のちのち抜糸がしやすい
の4つがあります。
メリット①二重が安定しやすい
連結して糸をとめる方法の場合、二重のライン上でみると点で止めるのではなく、線で長くとめることになります。
なので皮膚側の引っ掛かりが強くなり二重がとれにくくなります。
たるみがある方や、傾きのある二重をご希望の方などでは、点止めの場合はたるんで台形になったり、
傾きのある二重の場合は段差ができたりするリスクがありますが、
連結する埋没法では、二重を線で支えるため、そのリスクを減らすことができます。
また、まぶたはよく動く部分ですが、連結する埋没法では瞼の断面図で見ると1本の糸で面で支えることになるので、
点止めに比べて、力が分散されて瞼全体で二重をささえることになり、長く安定した二重が出やすくなります。
ちなみに、糸を埋め込むための穴の部分の組織を切除して、連結埋没法とを組み合わせることで自然癒着法と呼ばれていたりします。
当院では以前から3点連結表止めのもとびアイゴールドと厚み取りという施術を組み合わせて自然癒着法の原理と同じような戻りにくい埋没法をおこなっています。
厚み取りでは眼窩脂肪を減量して瞼を軽くして、同時に二重のライン上の眼輪筋を切除することで二重に折り目をつきやすくし、
かつ皮膚と後葉の組織の癒着を促して二重を安定させやすくします。
切開までしたくないけれどなるべく取れにくい 二重が良いという方にはおすすめの方法です。
メリット②締め具合を調整しやすい
点止めの場合は点ごとに結びますので、どうしても 結びムラができてしまい、食い込みが不均一になったり 腫れのコントロールがしにくいというのがあります。
一筆書きに結ぶことができる連結埋没法では、 結び目は一つなので全体の糸の締め具合を一つの結び目でコントロールすることができます。
糸を締めすぎると腫れが強く出てしまいますし、締めが緩すぎると腫れにくくはなりますが、糸が飛び出たり、ポコついたりする原因になります。
連結埋没法では1か所の結びでムラなくまぶた全体の締め具合をコントロールすることができるため、
慎重に締め具合をコントロールすることで、糸を締め付けすぎず、緩すぎず締めて無駄な腫れを抑えることができます。
ですので、腫れをコントロールしやすい、腫れにくい埋没法と言えるかと思います。
メリット③結び目のポコつきを減らす
結び目は何重にも糸を結んでいるため厚みがあり、さらに糸に被膜で包まれて厚みが増すと、皮膚側がポコッと目立ちやすくなることがあります。
なので、2点、3点と点止めで結び目増えると、ポコつきが目立つリスクが増えます。
連結埋没法では、結び目は一つですので、そのポコつきのリスクを少し減らすことができます。
ただし、結び目でなくても糸が1本通っているだけでポコつくこともあるので、連結埋没法はポコつかないというわけではありませんが、リスクを減らすと思っていただくとよいかと思います。
また、結び目を裏止めにすることで皮膚の浅い位置に結び目は来ないため、さらにポコつきのリスクを減らすことができます。
メリット④抜糸がしやすい
通常皆さんが抜糸をするということはありませんが、二重を狭くしたいとか、元に戻したいとか、ポコつきをなくしたいとか、ゴロゴロが続くなどで将来抜糸が必要になることがありえます。
その場合、抜糸が比較的難しい埋没法は実は通常の点止めになります。
糸の結び目が透けて見えていれば問題ありませんが、そうでない場合は糸が深く入り込んでどこにあるか見えず、見えないと抜糸できる確率がぐっと減ってしまいます。
一方、連結埋没法であれば、二重のライン上に線で糸が通っており糸は見つけやすいです。
また一筆書きで編み込んでいますので、結び目を見つけて取り出せば、するっと全体の糸がとれて抜糸しやすいです。
裏止めであっても普通に表側から抜糸ができますし、連結埋没法は抜糸しやすい埋没法と言えます。
なので長期的に安心というメリットがあると思います。
二重埋没法の選び方
連結埋没法には2点と3点、表止めと裏止めがあるとお話しししましたが、どの埋没法がどのような人に向いているのでしょうか?
まず、2点と3点についてですが、当然3点の方が連結が強く戻りにくいので、二重を安定させることを優先する場合は3点連結埋没法がおすすめです。
逆に2点の方は強さは3点ほどではありませんが腫れが3点連結に比べて少ないため、腫れにくい方が良いという方は2点連結法をおすすめします。
また、表止めと裏止めの違いについてですが、目を閉じたときにポコついてバレるのが嫌だという方では、裏止めで糸玉を深い位置に埋め込むことをおすすめします。
2点連結の裏止め(スマートバランス)は、皮膚側を通る糸の量が少ないため目を閉じたときのポコつきのリスクが最も少なく、腫れも比較的少ないためバレにくい方法が良い方にはお勧めです。
※二重埋没法でのポコつき
どんな方にどの連結埋没法が良いかを簡単にまとめると、
戻りにくくて、ポコつきにくい方が良いという方⇒3点連結裏止め(もとびアイプラチナム)
戻りにくい方法が良いという方 ⇒3点連結表止め(もとびアイゴールド)
ある程度戻りにくく、腫れにくく、ポコつきも少ないトータルバランスの良い方法が良い方⇒2点連結裏止め(スマートバランス)
シンプルな連結止めでお安い方法が良い方 ⇒2点連結表止め(もとびアイライト)
ということになります。
切開はしたくないけど一番戻りにくい方法で二重にしたいという方には、もとびアイゴールドと厚みとりの組み合わせがおすすめです。
まとめ
・二重埋没法には点止めと連結をつくる方法がある。
・連結法では点止めに比べ、二重が安定しやすく、抜糸がしやすいなどといったメリットがある。
・表止めと裏止めでは、裏止めの方が目を閉じたときのポコつきのリスクが少ない。
連結埋没法は戻りにくさ、腫れにくさ、バレにくさのある大変バランスの良い二重埋没法ですので、
二重埋没法をお考えの方では是非お考えになっていただければと思います。