裏どめの二重埋没法の抜糸って難しいの?裏側からとらないといけない?
作成日:2024.5.25 更新日:2024.5.30
目次
埋没法の抜糸について
最近裏止めの埋没法が増えてきています。
腫れにくいということで表側に針を通さない埋没法が最近多くなってきています。
表側に針を通さないので結び目が裏側に来て裏止め埋没法になります。
この埋没法の方法は具体的な名前で言うと、大手美容外科のクイックコスメなんとかという埋没法になります。
あとは結び目のポコつきを目立ちにくくする意味で、瞼の裏側に結び目を埋め込む埋没法をおこなったりすることもあります。
当院でおこなっている裏止めの埋没法についてお話しすると、
当院の裏止め埋没法まずは、クイックコスメなんとかと同じかけ方の埋没法はエステティックアイです。
表側を貫かずに腫れを少なくする埋没法です。
(エステティックアイ)(エステティックアイダブル)
また、表側の皮膚は貫きますが、結び目のポコつきを抑えるために裏側に結び目を埋め込む、スマートバランスやもとびアイプラチナムという方法があります。
(スマートバランス)
(もとびアイプラチナム)
スマートバランスは図のように2点止めを連結する方法で、もとびアイプラチナムは3点止めを連結する埋没法で、図のようになります。
連結止めは、瞼全体で力を分散して二重を支えますので、安定した二重のラインを出すことがます。
経験的にも点止めに比べて長持ちします。
ちなみに、裏側から結び目を埋め込むと、眼球が傷つきませんかと質問を受けることがありますがその心配はないです。
結び目は粘膜に針で穴をあけてしっかり埋没させますし、結び目は癒着して眼球側に飛び出すことはまずありません。
そもそも二重埋没法後の抜糸がどういうときに必要か
・埋没法をしたけれどもとに戻したい。埋没法をしたが後悔している。罪悪感がある
・想像以上の腫れで、広い二重幅や食い込みが気になる。落ち着くまで待てない
・ゴロゴロ感、違和感がつらい。
・炎症を起こしている。感染した。 ⇒軽度の場合は内服で様子を見ることもあります。
・目を閉じた時のぽこつきが目立つ。
・糸が露出している。
・埋没法の二重を狭くしたい ⇒二重は広いラインが勝つので広いラインを抜糸して消さないといけない為抜糸が必要です。
裏どめの二重埋没法の抜糸って難しいの?裏側からとらないといけない?
結論から先に言うと、裏止めの抜糸は難しくないです。
そして、表から普通に抜糸できます。
裏止めと言っても普通の埋没法と同じように抜糸できるんですね。
ただ、なぜか裏止めだから裏からじゃないと取れないとか、抜糸しにくいという思い込みがあるようです。
これはドクターにおいても同じで、いまだに裏から抜糸しないと取れないと勘違いしている先生が多いのが現状です。
当院では10年前から裏止めの埋没法をやっていますし、院長は15年以上前から裏止めの埋没法をおこなっていますが、
普通の埋没法と同じように抜糸していますし、問題なることはありません。
裏止めの埋没法は点というよりは面で止めることが多いので、むしろ通常の点止めの埋没法より糸が見つかりやすく抜糸は簡単です。
一番難しい埋没法は、昔から多くおこなわれている表止めの点止めです。
ぎゅっと小さくなって深く結び目や糸が埋まってしまっているので見つけくいからです。
このことに関しては「二重埋没法抜糸 難しい場合」 の動画で説明していますので参考にしてみてください。
ただし、裏止めでも表から抜糸が難しい場合は、 まぶたの裏側から抜糸が必要になることはあります。
これは裏止めに限らないことで、表止めでも、表からの抜糸が難しい場合は裏側から抜糸が必要になることがあります。
さて、基本的に裏止めをおこなっているクリニックは限られています。
裏止めの埋没法や抜糸を多くおこなっている先生に抜糸してもらう方が当然、ダウンタイムも少なくきちんと抜糸できる確率も上げらるかと思います。
裏止め抜糸は、裏止めの経験が多いクリニックや先生にお願いすることをおすすめします。
当院では多くの埋没法を扱っているので、あらゆる埋没法の抜糸に対応可能なので ご相談いただければと思います。
裏止めの抜糸する際の注意点
①どういった方法で二重埋没法をしたのか
埋没法を抜糸する際は結び玉がきちんと見つかって引き出すことができればうまく抜糸することができます。
ただ、裏止めの場合は表側に結び玉がポコつきにくい反面、表側から結び玉がどこにあるか分かりづらくなります。
そのため、裏止めの埋没法をやった場合は、どんなかけ方で埋没法をおこなったかをきちんと把握しておくことが重要です。
結び玉の位置がある程度予測がつけば結び玉がきちんと取れて抜糸がうまくいく確率がぐっと上がります。
裏止めや特殊な埋没法を受けた方は特に、手術を受けたクリニックや埋没法の名称をしっかり覚えておくのはもちろん、
埋没法のかけ方や結び目の位置のイラストなどをメモしたり、保存しておき、できれば手術直後目を閉じた状態の画像も保存しておくと良いかと思います。
ただ、もしどのようにかけたか分からなくなってしまった場合は、患者さんの覚えていることなどから推測してどんな方法でどこに結び玉があるか予測しながら抜糸していくことになります。
②どれくらい年数が経っているのか
埋没法の糸は基本的に青色などの色がついている糸を使用してますが、年数が経過すると色が抜けて透明になってしまう為
組織と糸の区別がつきにくくなります。
その為、どれくらい年数が経っているかによっても埋没法の抜糸ができる確率が変わってきます。
まとめ
裏止めの抜糸は難しくないし、表から普通に抜糸可能 裏止めなど多くの埋没法をおこなっているクリニックで抜糸してもらった方が抜糸できる確率は高くなります。
当院では、いろいろな埋没法に精通しているので幅広い埋没法の抜糸に対応が可能です。
傷を最小限にするように、抜糸はメスを使わず針穴から最小限の傷で丁寧に抜糸するようにしています。
二重埋没の抜糸をお考えの方は裏止め表止めかかわらずご相談いただければと思います。