目の下のクマ取りの整形リスク・失敗
作成日:2024.6.13
目の下のクマとは
目の下のポコッと膨らんだり影になっている部分は、一般的にクマと呼ばれています。
目まわりはお顔の中でも特に目立つ部分で、目の下にクマがあるとお顔の印象が疲れて老けて見えてしまいます。
クマはどんどん悪化していきます。
若いうちから目の下にクマが目立つ方も多く、そのような方ではどんどんクマが進行して老けやすくなってしまいます。
クマが進行して皮膚のたるみを伴うと目袋となります。
クマ改善整形でクマが目立たなくなるだけでお顔の印象がかなり若くなり、5~10歳は若返ると言われています。
目の下のクマの種類
目の下のクマの種類は、大きく分けて以下の4つに分かれます。
・目の下の脂肪のふくらみ
・目の下の凹み
・皮膚の色(眼輪筋が透けやすい)
・色素沈着(しみ)
脂肪のふくらみや凹みといった凹凸は整形で改善させることが出来ます。
皮膚の色や色素沈着といった色味は基本的に改善できませんが、脂肪注入などをすることで若干改善できる可能性もあります。
目の下のくまとり整形の種類 (プチ整形)
・ベビーコラーゲン
目の下の皮膚はとても薄いため、なじみやすく、皮膚の色調の変化も少ないベビーコラーゲンが適しています。
鈍針を使いながら丁寧に少しずつ面で注入します。
細い小じわにも注入可能です。
・ヒアルロン酸
目周りの皮膚は大変薄く、しかもよく動く部分のため、なじみやすい滑らかなヒアルロン酸でないとボコボコが目立ってしまう可能性があります。
そんな目周りの部位に最適なヒアルロン酸が当院で使用しているレスチレンビタールです。
目の上のくぼみや、目の下クマの凹み(taertrough)に注入することができます。
・PRP(FGF)
FGFは自己の再生力で目の下のクマを改善させるので、多くの場合で目の下のクマがとても自然にそしてきれいに改善するため、効果の高い注射です。
劇的な効果が出ることも少なくありません。ただ、膨らみ過ぎてしまうなどのリスクも高い施術です。
プチ整形でのクマ治療のリスク
・凸凹のリスク
目周りは体の中でも最も薄い皮膚の一つ です。どんな施術であっても、丁寧に繊細に注入しないと凸凹してしまうリスクがあります。
・ヒアルロン酸で不自然なボリュームがでてしまうリスク
ヒアルロン酸はベビーコラーゲンに比べると効果が保ちやすいですが、水を引っ張ってくる性質があります。
目の下の皮膚は薄いため、粒子が大きくむくみやすいヒアルロン酸では、膨らみすぎたり、凹凸が出たり、目の下がボワッとむくんで不自然に見えるリスクがあります。
そのため、なるべく粒子の細かいヒアルロン酸を使用します。
また、ヒアルロン酸は透明ですので、注入した部位が青っぽくなってかえってクマっぽく目立ってしまうリスクもあります。(チンダル現象)
・FGF(PRP)で膨らみすぎてしまうリスク
FGFは再生作用でもっとも自然で綺麗に上がりやすいですが、膨らみすぎてしまうリスクがあります。
溶かしたりできず、手術でも改善できない。 そうなるとどうしようもなくなるリスクがあるので、治療は慎重に選ばないといけません。
コントロールできずにしこりになる可能性もあるので、注意が必要です。
・凹みしか治療できない
プチ整形では今あるふくらみを取り除くことはできず、凹みに何かを足すことになるので、ふくらみ(眼窩脂肪)は残ってしまいます。
長期的に眼窩脂肪がもっと落ちてきて目袋が悪化してしまうことがあります。
手術でのクマ治療のリスク
・目の下脂肪取りのリスク
クマの種類は凹凸が入り交じったクマのことが多いです。
脂肪取りで目の下のふくらみだけとると、凹みが残ってしまうリスクがあります。
ふくらみだけの方も少数派ですがいらっしゃいますので、カウンセリングでご相談下さい。
また、取りすぎると凹みのリスクがあり、取ってしまった脂肪は戻せないので取る量には注意が必要です。
・目の下脂肪取り+脂肪注入のリスク
脂肪取りをした後、凹んでいるところに脂肪を注入しフラットにします。
注入しすぎなどによる凸凹、しこりのリスク、
脂肪が定着せず吸収されるリスク
脂肪をとり過ぎて凹むリスク
皮膚のたるみがある方ではしわ残るリスクなどがあります。
また、お腹や内ももから脂肪吸引をして、その脂肪を目の下に移植するためお腹や内ももに小さな傷ができます。
下腹部などすっきりして喜ばれることもあります。 ダウンタイムは少なく長持ちする手術なので、クマ取りでは当院一番人気の手術です。
・裏ハムラ法のリスク
下瞼の裏側から切開して内側から操作する手術。
傷は見えないが目の下の部分全体に剥離して術野を広げてみるので腫れなどのダウンタイムが長めです。
また、脂肪が少ないと凹みを埋めきれないリスクがあります。
・ハムラ法のリスク
下睫毛のキワの部分から切開する手術。余分な皮膚を切り取って眼輪筋を引き上げるのでしわやたるみがしっかり改善します。
外側の皮膚を切開するので傷が残るリスクがあります。
また、外反のリスクがあります。
腫れや内出血等のダウンタイムは2週間ほどになります。
まとめ
クマ治療には以上のようにそれぞれメリットデメリットがあり、人によって適応が異なる治療です。
ご自身のクマの状態やご希望、ご予算などで最適な治療を選んでいくと良いでしょう。
ご自分に合う治療が分からない場合は、カウンセリングが無料ですのでお気軽にご相談ください。