【糸リフトのダウンタイム・直後・1週間後】手術後のダウンタイムの経過や腫れを解説!
作成日:2024.7.26
目次
糸リフトとは
切らずに糸を入れてトゲでたるみをひっかけて引き上げてリフトアップするのが糸リフトです。
糸リフトは、皮下のSMASというフェイスリフトで引っ張るお顔の支持組織に挿入して顔全体を引き上げます。
フェイスラインやほうれい線部分の中顔面のたるみを引き上げます。
切りたくないけど、ある程度しっかりリフトアップしたいという方に適しています。
後にダウンタイムについては詳しく解説しますが、切らないので傷は残らず、ダウンタイムも短いため、大変人気の治療です。
(ちなみに、ダウンタイムが最も少ない治療はHIFUという超音波で熱収縮させる方法です。)
基本的に糸リフトは繰り返し入れることも多いので溶ける糸で行うことがほとんどです。
溶けない糸は、施術を繰り返していくごとにどんどんお顔の中の糸が増えてしまうのと、長期的に感染のリスクがありますので、溶けない糸を使用する先生は少数派です。
糸リフトでは、糸が異物として認識されてコラーゲンが作られ、糸が吸収されながらコラーゲンの繊維に置き換わります。
糸が溶けたとしてもSMASがコラーゲンの繊維で強化されて伸びにくくなりたるみを予防する効果があります。
また、皮膚の下にコラーゲンが増えることでお肌に少しずつ張りが出てお肌が若返る効果もあります。
今回のコラムでは、糸リフト後のダウンタイムについて症例写真とともに解説していきたいと思います。
糸リフトをしてみたいけどダウンタイムがイメージできないという方は是非参考にして下さい。
糸リフトのダウンタイムでおこること
・腫れ
トゲ付きの糸を埋め込みますのでしばらく腫れやむくみが出ることがあります。
お顔の側面中心にむくみが出ますので、お顔にやや幅が出て丸みが出るような腫れになります。
これから見ていただく症例写真の様に腫れはそれほど目立つものではないことが多いですが大事なご予定はしばらく避けていただくのが良いでしょう。
腫れは2,3日~1週間ほどで落ち着いていきます。
・痛み、違和感
トゲでひっかけて引き上げますので最初は違和感や痛みが出ます。
お顔はよく動くところですので、表情を作ったときに痛みや引っ張られる違和感などが出る可能性があります。
特に最初は口が開けにくくなることもあります。
違和感は1か月以内にはなじんで落ち着いていきます。
・内出血
目尻付近の皮膚が内出血で黄色くなったり、白目の部分が赤くなることがあります。
内出血は1,2週間ほどで消えていきます。
・へこみ、引き連れ
糸の引っかかった部分がへこんだり引き連れたりすることがあります。
早いうちなら引っ掛かりを手で解除できることも多いです。
解除できなくてもへこみは時間と共に落ち着くことがほとんどです。
解除しすぎると引っかかりがとれてリフトアップ効果がなくなってしまいますが、凹みが目立つようなら担当の先生に相談するようにしましょう。
ダウンタイムの症例写真
それでは、これから糸リフトの施術直後の状態や、その後の経過などの画像を見てもらいます。
ダウンタイムの症例写真①
まずは一人目の方です。
(手術前)
(手術直後)
(1週間後)
手術直後はほほ骨あたりに幅がでてお顔に丸みが出たのがわかります。
麻酔が効いて表情が作りにくくこわばった感じになります。
もちろん当日中に落ち着きます。
1週間後はかなりなじんで自然になりましたね。
ダウンタイムの症例写真②
次は2人目の方です。
(手術前)
(手術直後)
(2週間後)
直後の画像ではお顔に幅が出て丸みが出ています。
2週間後の画像では腫れはすっかり引いて丸みが落ち着きました。
リフトアップ効果で頬のたるみがすっきりしましたね。
ダウンタイムの症例写真③
3人目の方です。
(手術前)
(手術直後)
(1週間後)
それほど腫れている感じはありませんが、頬骨部分に若干幅が出ました。
お顔に少し幅は出ましたが、フェイスラインのたるみが引き上がったことでお顔が逆三角形に近づきました。
直後から腫れはそれほど目立ちませんね。
ダウンタイムの症例写真④
4人目の方です。
(手術前)
(手術直後)
(1週間後)
手術直後は頬骨部分に若干幅が出ましたが、腫れは人から見てすぐにわかるレベルではないかと思います。
ホホのたるみが引き上がってやや下膨れだったお顔がすっきりしましたね。
1週間後はほほ骨のむくみもかなり落ち着きました。
ダウンタイムの症例写真⑤
次は5人目の方です.
(手術前)
(手術直後)
(1週間後)
この方も手術直後はほほ骨がむくんでお顔に幅がでましたね。
直後は逆三角形の感じになっていますが、1週間後はかなり落ち着きました。
ダウンタイムの症例写真⑥
最後の6人目の方です。
(手術前)
(手術直後)
(1週間後)
この方は手術直後からあまり頬骨の腫れやむくみはわかりません。
1週間後もそれほど変わっていませんね。
このように腫れがほとんど目立たない方も多いです。
まとめ
糸リフトの経過の画像は以上になります。
今回の症例のほとんどの方が、糸を片側5本、合計10本入れている方々です。
症例写真を見てお分かりだとは思いますが、そこまで腫れは目立たないレベルの方が多いです。
糸のリフトのダウンタイムは2,3日~1週間とお話ししていますがそこまで見なくてよいケースも多いです。
傷も残る手術ではありませんし試しやすい施術かとは思います。
ただ、内出血が出た場合は腫れがもう少し強くなったり、目元に色味が出ることがあります。
また、糸の本数を多くしたり、トゲが多い糸の場合はもう少し腫れが出るケースもあります。
以上が糸リフトのダウンタイムについてでした。
糸リフトをお考えの方はこのコラムを参考にしていただければと思います。