バッカルファット除去のダウンタイムについて解説
作成日:2024.11.5
バッカルファット除去とは
バッカルファットは、側頭部からホホ、口横にかけてある空間を満たしている脂肪です。
皮下脂肪とは違う脂肪で、イメージとしては膜につつまれて浮いているような脂肪の塊です。
皮膚側(表面側)ではなく、お口の中の粘膜に近い深い部分にあり、バッカルファットが多いと口の中を噛みやすいとも言われています。
このバッカルファットが多いと口横のボリュームを中心に膨らんでお顔が下膨れに見えてしまいます。
また、歳と共にバッカルファットがたるんで落ちてブルドックのように見えてしまいます。
バッカルファットを除去すると口横のボリュームを中心にホホの下膨れをすっきりさせることができます。
また将来のブルドックのたるみを予防することもできます。
ただし、口横のボリュームが少ない方では、バッカルファットを除去するとホホがコケてしまいます。
ホホがこけると老けて見えてしまいます。
なので、口横にあまりボリュームがない方では、バッカルファットの手術の適応がない人も多いです。
バッカルファットの除去をご希望の方でも、半分くらいの方は手術の適応がなく、手術をお断りすることがあります。
バッカルファット除去の手術
口の中の奥歯の横を左右5㎜ずつ切開してバッカルファットを引き出して除去する手術です。
こんな感じでバッカルファットを除去します。
バッカルファットは麻酔で膨らんでいますが、イメージとしてはゴルフボールくらいの大きさの脂肪の塊が除去されます。
下の画像は実際の手術の様子です。
歯の間にある黄色っぽい丸い物体がバッカルファットです。
バッカルファットのダウンタイム
●傷
5㎜程の切れ込みからバッカルファットを除去します。
溶ける糸ですので抜糸の必要はありません。 口の中から切開するため、傷は外側からは見えません。
口の中に傷ができますので、刺激物やおせんべいなど粘膜に当たりやすい硬いものなどは1週間は避ける必要があります。
●腫れ
ホホ裏側からの操作なので腫れはほとんどだたない人もいますが、 腫れは1週間ほどは見たほうが良いです。
まれにですが、内出血などで腫れてしまった場合は2,3週間ほど腫れが引くのにかかることもあります。
●内出血
深い部分の操作なので皮膚側に内出血の色が出てくることはほとんどありません。
まとめ
バッカルファット除去はわりと簡単に口の中からしっかりした量の脂肪の塊を除去することができます。
あまり腫れない方もいますが、ダウンタイムは1週間見ると良いでしょう。
ただ、じわじわ腫れが引くので効果が完成するまでは2,3か月は見ると良いかとおもいます。
比較的ダウンタイムも短く手軽に小顔効果をだすことができるので、口横の脂肪のボリュームが多く下膨れが気になっている方にはお勧めの施術です。