【たるみ治療】糸リフトとHIFU(ハイフ)のどちらを受けるべき?
作成日:2025.3.14
目次
HIFU(ハイフ)とは
ハイフは、超音波を虫眼鏡のように焦点させて、点で組織を熱凝固させる施術です。
皮下のお顔の支持組織である表在性筋膜(SMAS)に数千~1万か所の点状の熱収縮を起こすことで組織を引き締めてリフトアップを出します。
施術の痛みは少なく、ダウンタイムもほとんどない人気の施術です。
ハイフの適応
ハイフの適応のある方、すなわちハイフがおすすめな方としては、
・たるみが気になる方
・ダウンタイムがあまりとれない方
・切ったり、異物を入れたりしたくない方
・たるみ治療をやったことがない方
・たるみはじめの方
などの方におすすめです。
効果が出るまでの期間と持続期間
ハイフは組織の中で熱収縮を起こすので、直後からリフトアップ効果が出ます。
その後、傷を治す力でコラーゲンの増生がおこり、さらにリフトアップし1~3ヶ月がリフトアップ効果のピークになります。
そして徐々に効果が落ちながら半年ほど効果が持続するイメージになります。
なので、半年ごとにメンテナンス照射を行うのがおすすめです。
ただし、リフトアップ効果に関しては半年ですが、 リフトアップ効果がなくなっても、SMASが コラーゲンの増生で硬くなって強化されるために、 繰り返すごとにSMSAが強化されてたるみにくくなり、 たるみの進行を抑える効果は続きます。
当院のハイフ
当院のハイフは、スピーディーに多くのショット数を照射できるウルトラセルQプラスを使用しています。
HIFUはショット数が多いほど当然効果が出やすくなります。
ウルトラセルQプラスを導入して以前のハイフの2倍のショット数を照射できるようになりました。
しかもその施術時間は以前のハイフよりも早く終わらせることが出来ます。
ウルトラセルQプラスは従来のハイフより効果が出やすいハイフと言えます。
またウルトラセルQプラスでは、1.5mm、2.0mm、3mm、4.5mmとハンドピースの深さが分かれており、正確に狙った深さで照射をおこなうことができます。
痛みには個人差がありますが、あまり痛みを感じない方も多く、ダウンタイムはほとんどありません。
ハイフの症例写真
ハイフ症例写真①
施術前→3か月後


お若い方なのでたるみが強いわけではありませんが、お顔全体が引き締まって フェイスライン少しシャープのなったのが分かります。小顔効果が出ましたね。
ハイフ症例写真②


横から見ると、ハイフをおこなったことで、ホホやあご下のたるみがかなりすっきりしました。
フェイスラインがシャープに出るようになり、若々しくなりました。
照射するだけでここまで若返るのはうれしいですね。
ハイフ症例写真③
施術前→2か月後


3人目の方は、ハイフ後は、顔全体が引き締まることで小顔効果が出ていますね。 フェイスラインがスッキリしました。
以上、ハイフの3症例をご紹介しました。
糸リフトとは


まず、糸リフトにはトゲでひっかけて引き上げるタイプ(左)と、トゲのない吸収糸を格子状に挿入するショッピングスレッド(右)があります。
今回のコラムでは、一般的なトゲ付きの糸についてお話しします。
今のトゲの糸リフトの主流は、吸収される素材でできていて、ダウンタイムが少ないフローティングタイプの糸を使います。
フローティングタイプの糸というのは、図のように、上半分と下半分に逆向きのトゲがついています。
1本の糸の中で、支える部分と引き上げる部分に分かれていて、1本でリフトアップが完結します。
お顔をリフトアップした状態で糸を入れるだけで、それだけでリフトアップします。
糸リフトは術後ややむくんだり、薄く内出血することがあり、ダウンタイムは3日~1週間くらいでみていただいています。
糸リフトについての他のコラムもありますので、ぜひご覧ください。
糸リフトの効果
糸リフトの効果としては、大きく分けて4つあります。
①トゲでリフトアップしてくれる
②糸が溶けてコラーゲンに置き換わることでお顔の支えが強くなってたるみにくくなる予防効果
③リフトアップすることで小顔効果
④コラーゲンが中から増えることでお肌にハリが出る美肌効果
糸リフトの適応
おすすめの方は、 フェイスラインやホホのたるみを改善したい方ですね。
あとは、
・たるみを予防したい方
・老化を予防したい方
・切りたくないけれどしっかりリフトアップしたい方
・ハイフで効果イマイチだった方
・小顔効果を出したい方
肌にハリを出したい方 などの方になります。
糸リフトの効果の持続
糸リフトの糸自体は素材にもよりますが、1~2年で吸収される素材でできていることが多いです。
ただ、トゲで組織をひっかけて引き上げるので、引っ掛かりは少しずつ緩んで落ちて行って、リフトアップ効果は、半年~1年と思っていただくと良いです。
糸自体はゆっくり吸収されて、コラーゲンが増えますので、たるみの予防効果は2,3年以上続くと言われています。
糸リフトの効果を持続させるには大体半年~1年ごとくらいに繰り返すことでリフトアップ効果を維持することができます。
繰り返すことでさらにたるみ予防効果も高まっていきます。
当院の糸リフト
トゲ付きの糸リフトの種類や名前はたくさんありますが、当院では効果が高くお客様のニーズにお応えできる糸を厳選しています。
トゲ付き糸のメニューとしては3つあって、
①廉価版のVOVコグリフト
②糸と一体化した強力なトゲを持つTEX3Dリフト
③強力なトゲを持ちかつ柔軟性のあるミントリフト2ミニフレックス の3つがあります。
普通にしっかりリフトアップしたいならTEX3Dリフトがおすすめで、痛みや引き連れのリスクを減らしたいならミントリフト2ミニフレックスがおすすめです。
糸リフトの症例写真
糸リフト症例写真①
手術前→1か月後


一人目の方は糸リフト1か月後の画像です。
フェイスラインがシャープになって小顔になりましたね。
糸リフトはたるみを改善するだけでなく、小顔にしたい方にも効果的なのが分かります。
糸リフトの症例写真②
手術前→1か月後


次の方は男性の方です。
糸リフトは男性の方もやる方はいらっしゃいます。
1か月後はフェイスラインが逆三角形の感じになってシャープになったのが分かります。
たるみが引き上がってフェイスラインがシャープになると若々しく見えるのはもちろんですが、小顔効果も出ます。
糸リフトの症例写真③
手術前→1週間後




糸リフト3人目の方です。この方はフェイスラインにも中顔面(法令線上)にも糸を入れています。
術後は、正面ではやや下膨れ気味だったフェイスラインがスッキリとシャープになったのがわかります。
中顔面にもリフトアップしているので、ほうれい線も浅く目立ちにくくなりました。
次に横からの画像を見ると、たるみが引き上がってフェイスラインがはっきり出るようになりましたね。
中顔面もリフトアップしてすっきしりました。
糸リフトの症例写真④
手術前→手術直後
最後に4人目の方です。この方は糸リフト処置直後の画像です。
処置前はやや下膨れだったホホが直後からしっかりリフトアップされてフェイスラインがシャープになりましたね。
直後ですが腫れの不自然さはあまりなくダウンタイムがそれほど長くないのが分かります。
フェイスラインが引き上がったことで、下膨れぎみのお顔が、逆三角形のお顔になりました。
糸リフトの場合、むくみでやや頬骨に幅が出るために、直後は特に逆三角形に見えやすくなります。
以上が糸リフトの4症例でした。
同時に施術できる?糸が入っていてもハイフは照射できる?
ハイフと糸リフトは同日に施術することは可能です。
同日にやる場合は、基本的にまずハイフを照射してその後に糸リフトを入れる感じになります。
ハイフと糸リフトはそれぞれたるみ治療ですが、先に話したように効果の出し方が違いますので、組み合わせ治療が可能です。
組み合わせることでよりリフトアップ効果や、たるみ予防効果を出すことができます。
ハイフと糸リフトの組み合わせはとてもおすすめです。
また、ハイフで糸が切れてしまうので糸リフトをおこなった後はハイフはできないというのを聞いたことがあるかもしれませんが、基本的に糸リフトが入っている所にハイフをあてて糸リフトが切れることはほとんどないそうです。
これはハイフの業者さんが実験してみて問題ないことを確認しています。
なので、糸が入っている状態でも、リフトアップ効果を高めたいなら、あまり気にせずに、ハイフをおこなっていただくことができます。
糸のリフトとハイフの組み合わせの症例
術前→1か月後


ハイフと糸のリフトを組み合わせた方の症例写真も見てもらいます。
ハイフと糸の相乗効果でフェイスラインがしっかりリフトアップしました。
たるみが引き上がったことで、マリオネットラインも浅くなって改善しましたね。
フェイスラインのたるみがホホ上部に移動することでホホのコケも改善し、卵型のフェイスラインになって若々しくなりました。
どちらを受けようか迷っている方へ
切りたくはないけれどリフトアップしたいという方は、ハイフや糸リフトの選択肢になるかと思いますが、どちらを受けようか迷われる方もいらっしゃるかと思います。
基本的には、まずはダウンタイムがあまりないハイフから始めて、リフトアップ効果を高めたいなら糸リフトへステップアップして、より効果を高めたいならハイフと糸リフトの併用を考えると良いです。
初めての方が気軽にリフトアップを考える場合はまずハイフをおすすめさせてもらっています。
ただ、ある程度のたるみがある方や、ある程度しっかりリフトアップしたいという方では、しっかりひきあがりやすい糸リフトのほうがが良いかもしれません。
まとめ
以上がハイフと糸リフトについての適応や効果についてでした。
お分かりになりましたでしょうか。 ハイフと糸リフトと比べると、糸リフトの方が効果がより出やすいぶんダウンタイムがややあるという感じになります。
ステップアップしても良いでしょうし、ご希望に合わせて選んでいただければと思います。
また、先ほど言ったように、ハイフと糸リフトの併用も非常に効果的です。 見ていただいてありがとうございました。