切らないたれ目
切らずに女性らしい優しい目元を作る
切らずに糸だけで行うため、傷が残らず腫れや内出血も少なく、回復が早いプチ整形です。
切らないたれ目とは
タレ目整形は、一般的に結膜や皮膚を切開しておこなうタレ目形成術(下眼瞼下制、グラマラスラインなど)がありますが、切らないたれ目では切開せずに糸だけでたれ目形成をおこないます。
切らないたれ目はタレ目の埋没法ということになります。
黒目の外側と瞼裂の一番外側との中間点の下まぶたのラインをしっかり下げることで、優しい、女性らしい印象の目元に。
また、黒目や外側の白目部分を下方向に露出させることで目を大きく見せるデカ目効果もあります。
切らないたれ目形成では、切るたれ目で行ったように糸で、下まぶたの瞼板という板を眼瞼腱膜(CPF)に引き下げて固定し目の下のラインを下げます。
切らずに目力を出す切らない眼瞼下垂という手術がありますが、それとちょうど上下反対のことをおこないます。
瞼の裏側の粘膜を糸で縫い縮める手術と思っていただくと良いかと思います。
切るたれ目形成と違って切らずに糸だけで行うため、傷が残らず腫れや内出血も少なく、回復が早いです。
抜糸やかけ直しなどの修正手術も容易に行うことができるので手軽におこなうことができる施術と言えます。
糸は心臓血管外科などで使われるポリプロピレンの髪の毛より細い繊細な糸を使用します。
糸で縛る施術ですので、気に入らなければすぐ戻せるなど切らずに行うことによるメリットがあります。
切るのに抵抗がある方やダウンタイムが長く取れない方、まずはお試しでやってみたい方などにおすすめのタレ目整形です。
目次
切らないでおこなうメリット
①ダウンタイムが短い
切らずに糸で行うため腫れや内出血が少なく、ダウンタイムは短いです。
ただし、一番下げたい目の下のライン部分をピンポイントで下げ、後戻りを考えてしっかりめで糸を縛りますので、最初のうちは目の下のラインがカクッとなって滑らかでなくなりますが、1週間ほどで落ち着いていきます。
②短時間の施術で終わる
手術は15分ほどで終わりますので、長時間の施術で負担になることはありません。
③気に入らなければすぐに戻せる
切らないたれ目は切るたれ目形成よりはやや戻りやすさはありますが、逆に気に入らなかったら糸を抜糸して戻すことが出来ます。 また、切開と違って修正しやすいというメリットがあります。
※切るたれ目(下眼瞼下制)では再手術は半年ほど開ける必要がありますし、下げすぎると基本的には戻せません。
④傷が残らない
切開しませんので傷は残りません。
⑤自然なラインになります。
目の下のラインと下まぶたの深い部分を縫い縮める手術ですが、MAXでしっかり縫い縮めた後で、後戻りしてまぶたの折り合いのつく無理のないラインで安定します。
戻り方は個人差もありますし、左右でも違います。 最初は不自然で無理がかかったラインだったとしても、無理がかかっている部分は徐々に戻っていきますので不自然になって定着することはありません。
例え気に入らないとしても上記のように抜糸して戻すことができます。
切らないでおこなうデメリット
①切るたれ目術に比べて後戻りのリスクがある
切るたれ目でも後戻りのリスクはありますが、切らないたれ目では剥離せずに下まぶたの結膜側を縫い縮めますので、切る方法に比べて戻りやすい傾向があります。
ある程度後戻りした後に安定し、その後長く効果が保つ方も多く、簡単でリスクが少ない割には持ちは悪くない方法だと思います。
後戻りのリスクはありますが、逆に言うと戻すことが出来るというメリットがある施術とも言えます。
②下がり方に限界がある
切らないたれ目整形は下まぶたと眼球の間の最下点の硬い組織と瞼板を最大の幅で縫い縮めますが、まぶたの戻る力と糸の短縮する力のちょうど良い折り合いのつく部分まで後戻りして落ち着きます。
切るたれ目術のように剥離して層をずらして下げるわけではありませんので下がる限界はありますが、自然な変化になりますし、やりすぎてしまうというリスクも少なくなります。
切らずにたれ目にする他の方法(たれ目ボトックス)
切らずにタレ目にするにはタレ目ボトックスという方法もあります。
(アーモンドアイと呼ばれることもあります。)
目の下の眼輪筋(まぶたを閉じる筋肉)にボトックスを注射して筋肉の緊張を取り除くことで目の下のラインが下がってタレ目になり、目の露出を増やすことができます。 簡単にプチ整形(注射)で行うことができますが、効果は3~6ヶ月間です。
目の下の眼輪筋は目の笑顔の表情をつくる筋肉でもあるため、ボトックスを打つと人によっては笑った時の目元の表情が不自然になることがあり、合わない方もいらっしゃいます。
術後の経過、ダウンタイム
基本的に組織に優しい糸でしばるだけですので腫れや内出血は少なくダウンタイムは短い傾向があります。
ただし、切るたれ目と違って剥離してライン全体を引き下げるわけではなく、ポイントで目の下のラインを引き下げるため、手術直後は引き下げたポイントを頂点にラインがカクッとします。
1週間ほど目安でカクッとしたラインは徐々に滑らかになって不自然さは落ち着いてきます。
目の下のラインが引き下がるため、目の下のボリュームはやや増す傾向があり、しばらくは目の下が若干むくんだようになることがあります。
ダウンタイムは1週間ほどを見ていただくと良いです。
まれに白目の部分が内出血して赤くなったり、結膜浮腫になって結膜がむくんでブヨブヨとしてしまうことがありますが、これも時間と共に落ち着いていきます。
日常生活など。注意点
痛みや内出血が出やすい手術ではありませんので術後から冷やしたりする必要はあまりありません。
ただし、通常の手術と同じように、1週間以内は、運動したり、長風呂をしたり、深酒をしたりしないようにしたほうが良いでしょう。
表を切ったりする手術ではありませんのでメイクはすぐにしていただいた構いませんが術後間もなくはあまり刺激しない方が良いので最低限にしていただくのが良いです。
よくある質問
目尻切開と一緒におこなうと効果的だと聞きましたが
目尻切開とタレ目術を行うと効果的です。
目尻切開は目尻の組織を切開して目尻の上下の緊張を解除しますので、たれ目術もおこなうとより効果的に目尻のラインを引き下げることができます。
目尻切開で目の横幅を広げるデカ目効果もあります。
また、目の下のラインが下がりやすくなることで目尻切開の効果も相互に高め、後戻りを減らしてくれます。
糸なのでやっぱりもどってしまいますか?
切るたれ目と比べた場合、後戻りのリスクはあります。
ただ、ある程度後戻りをしてラインが滑らかになったら、そのままラインを長く保つ方も多くいらっしゃいます。
個人差はありますが、切らずに短時間でお手軽にできるわりには長持ちしやすいという印象の手術です。
左右で目の下ライン(目尻)の上がり具合が違うのですが。
どちらかというと右の目尻のラインが上がっている方が多く、組織も右側が硬くて下がりにくい方が多いです。
切らないたれ目は基本的に深い部分のCPFと瞼板を両目ともMAXで縛って引き下げて、左右の目なりにちょうど良いところに戻って落ち着かせるという手術ですが、左右差が気になる方ではラインが上がっている部分をMAXで引き下げ、もともと下がり気味の方を控えめに縫縮することで左右差をなるべく減らすように調整することは可能です。
どれくらい下がりますか?シュミレーションできますか?
縫縮する組織の硬さや下まぶたのボリュームや柔らかさによって下がり方は変わってきますので、下がり具合をシュミレーションすることは難しいです。
お絵かきソフトでたれ目にしてみても絵に描いた餅ということになります。
他人の目にはなってしまいますが、症例写真を参考にしてイメージしていただくしかないかと思います。
ただ目には個人差がありますので全く同じように変化することはないと思って参考にしていただくのが良いです。
三白眼になりたくないですが。
黒目に近い部分を引き下げるほど黒目が露出して三白眼になりやすくなってしまいます。
三白眼にならないように、黒目外側と最外側との中間点を引き下げることで三白眼のリスクを減らして外側にかけてラインの下がった自然なタレ目のラインを作るようにしています。
ただし、ご希望に応じて下げるポイントを調整することも可能です。
目を大きくしてデカ目になりたいのですが
タレ目術は目の下のラインを下げて目の露出を大きくする手術ですのでデカ目の効果があります。
前述のように目尻切開と合わせておこなうと効果的ですが、さらに目頭切開や二重術、眼瞼下垂なども適応に応じて組み合わせることでよりデカ目効果を高めることが出来ます。
切らないたれ目と切るたれ目の比較動画
切らないたれ目と切るたれ目のメリット・デメリットを比較した動画を作りましたのでこちらもご参考ください
(切らないたれ目整形と切開するタレ目整形のメリット・デメリットやダウンタイム )
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こんな人におすすめ!
- つり目が気になる
- 優しい目元にしたい
- メイクでタレ目にしている
- 目を大きくしたい
- タレ目にしたいが、あまり休みが取れない
- 切開するのが怖い
- 気に入らなければ戻せる方法が良い
- まずはお試しでやってみたい
切らないたれ目の料金
切らないタレ目 | |
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¥144,000 モニター価格¥114,000 |
切らないたれ目施術当日の流れ
①来院後OPお手続き
個室にて、手術内容の確認、会計、誓約書や保証書など必要書類にサインをいただきます。
②処方する薬の説明
当日お渡しするお薬の説明や術後の注意点など説明させていただきます。
③洗顔
パウダールームへご案内させていただきます。
洗顔をお願いします。
④デザイン、消毒
術前に一番下げたいポイント(通常黒目外側と最外側の中間点)に印をつけておきます。
消毒します。
⑤麻酔
笑気ガスを吸って痛みを感じにくくなった状態で極細の34ゲージの針を使用して下まぶたの結膜やまぶたのフチに局所麻酔を行います。
⑥下まぶたの深部に糸を通します
まずは、下まぶた結膜(眼瞼結膜)と眼球の結膜(眼球結膜)の折り返し付近のしっかりしたCPFやLockwood靭帯付近に糸を通します。
CPFとはCapusuro Palpebral Fasciaのことで、下まぶたの粘膜側の膜状の組織です。
目の上でいうと挙筋腱膜に相当する部分です。
糸は髪の毛より細い糸で、針と糸が連続して連結しており組織を傷つけにくくなっている針・糸を使用します。
⑦瞼板に糸を通します
CPFに通した糸の内側端を下げたいポイントの瞼板に通します。
そして瞼板からさらにCPFの外側に糸を通して戻します。
この時点では、CPFと瞼板が糸で巾着のように縫い込まれています。
⑧糸を仮止め
巾着のよう縫った糸をしっかり縛って仮結びします。
下まぶたの深い部分(CPF)と下まぶたのライン付近(瞼板)が結ばれて近づくことで目の下のラインが下方に引き下がります。
CPFは上記のように上まぶたの挙筋腱膜に相当し、腱膜と瞼板を縫い縮めて目の開きを良くする眼瞼下垂術と上下反対のことをおこなってタレ目にします。
⑨確認
仮止めした状態で目を開いてもらい、きちんと引き下がっているか、左右差はどうかなどを確認します。
⑩本止め
仮止めで問題なければ糸をしっかり結んで終了します。
糸の結び目は粘膜の中に埋没してしまうため、結び目が眼球にあたることはありません。
⑪終了
まぶたまわりをきれいに拭き取って、デザインを消して終了です。