老けて見える目尻のしわを解消する方法
目尻のしわとは
笑うと出る目尻のカラスの足のようなシワ、いつの間にか気になってきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、目尻だけでなく目の下の目尻側にもしわが目立って気になる方もいらっしゃるかと思います。
これらのしわは笑顔の際少しずつ深く刻まれて、笑わなくても溝になって残り、老けて見えてしまいます。
では、年齢を感じさせてしまうこれらのしわはどやって目立たなくさせることができるのでしょうか。
目尻のしわの原因
目尻のしわは、目の周りにある眼輪筋という目を閉じる筋肉が縮むことで皮膚の折り目としてしわができてしまいます。
(眼輪筋)
年齢と共に皮膚に弾力がなくなり、組織が委縮してしわがつきやすくなり、深く目立ってきます。
眼輪筋自体も拘縮してきてしわが消えにくくなり、しわの溝も深くなり、笑っていなくても目尻にしわが残りかなり老けて見えてしまいます。
目尻のしわの解消方法
目尻のしわを治すには以下の2つがあります。
- ボトックスで眼輪筋の動きを抑えて折り目をつきにくくする。
- フィラー注入(ベビーコラーゲンやFGF)で目尻のシワの溝を埋める
①眼輪筋の動きを止める
ボトックス
ボトックスを目尻の眼輪筋の走行に沿って注入します。
ボトックスは2,3日~1週間で効果が安定して3~6か月ほど持続します。
筋肉が弛緩し、コラーゲンも増生されて目尻にハリも出ます。
目尻のボトックスは笑顔時のしわを抑えるのはもちろん、目尻にしわが刻まれて老化するのを遅らせることができます。
目尻のボトックスに関しては特に問題になることはありませんが、目の下のボトックスは少しデリケートな部分なので、いくつか注意点があります。
(目の下のボトックスの注意点)
・眼輪筋は目を笑わせる筋肉でもありますので、あまり内側に注入すると目が笑わなくなるため黒目の外側より内側に打たないようにしますが、人によっては目の表情に少し違和感を感じる方もいらっしゃいます。
・目尻の目の下部分は眼輪筋の動きだけでなく、口角が上がることによってもシワになるため、目の下のボトックスだけではしわを抑えきれないこともあります。
以上のように目の下のボトックスに関しては人によって合う合わないがあります。
ボトックスにはアラガン社のボトックスビスタとドイツ製のゼオミンがあります。
ゼオミンはアラガン社のものより不純物が少ないため抗体ができにくく長く使っても安心と言われています。
②しわの溝を埋める
ベビーコラーゲン
目周りの皮膚は体の中でも一番薄い皮膚の一つです。
粒子が大きいヒアルロン酸では、ミミズバレのようになりなかなかきれいに溝が埋まりませんが、なじみやすいベビーコラーゲンでは薄い目尻の皮内に注射して目尻のシワの溝を改善することができます。
また、目尻だけでなく目の下の小じわやクマにも有効です。
ベビーコラーゲンは赤ちゃんに多いⅢ型コラーゲンが多く含まれており再生作用もあるため目尻にハリが出る方もいらっしゃいます。
FGF
FGFは線維芽細胞増殖因子というたんぱく質のことで、線維芽細胞を増やし、コラーゲンやエラスチンを増生させて目尻のシワの溝を埋めて張りを出します。
多くの方では自然な感じでしわが改善して大変喜ばれる治療なのですが、FGFに対する反応は個人差があることがあり、増殖しすぎてしまうリスクがごく稀ですがあります。
通常は問題ありませんがそのあたりのリスクをご理解の上で行っていただく必要があります。
以上のような治療をおこなって早いうちから目尻のシワを解消すれば、老けて見えにくくなるだけでなく目尻の老化予防にもつながります。
目尻や目の下のしわが気になる方はお気軽に無料カウンセリングでご相談いただければと思います。