口もと、口角のしわ(マリオネットライン)が気になる時の解消方法
マリオネットライン(口角のしわ)とは
口角のしわは口角から下方に伸びるシワのことで、マリオネットラインとも呼ばれています。 マリオネットとは操り人形のことで、腹話術の人形の口元のラインに似ていることからマリオネットラインと言うそうです。
目次
マリオネットラインの原因
口角のしわも他のしわと同様、しわ自体の凹みが進行していくことと、しわの外側がたるんで厚みが出ることによって段差が強くなりしわが深く見えるようになります。
しわ自体の凹み
加齢とともに皮膚や筋肉といった組織は委縮していきます。 マリオネットラインは深部の組織(口角下制筋など)と硬く結合している部分で、組織のボリュームが減ると深く目立ってきます。 口角下制筋の拘縮などによってさらに凹みが強くなり深く見えてしまいます。
マリオネットライン外側のたるみ
マリオネットラインの外側に皮膚や脂肪のたるみが落ちてきて厚みが出ることで段差が強くなり、マリオネットラインが強調されてしまいます。
マリオネットラインを解消する方法
マリオネットラインは上記の通り、しわ自体の凹みと外側のたるみ(凸)が原因で深くなっていきますので、それぞれを治療してあげることで目立たなくさせることができます。
しわ自体の凹み
凹みにはフィラー(充填物)を注入して持ち上げるのが効果的です。
フィラーには、ヒアルロン酸やご自身の脂肪などがあります。
ヒアルロン酸
口角のしわは硬いしわですので、なるべく硬さのあるヒアルロン酸が適しています。
当院では硬さのあるジュビダームボリューマ、高濃度の高いクレヴィエルプライムがおすすめです。
ジュビダームボリューマは長く持続するヒアルロン酸で、2年持つと言われています。
マリオネットラインに沿って皮下や真皮深層に注入していきます。
また、口角付け根の逆三角形に低い部分にもならすように注入し、水平注入で上がりが悪いようならしっかり持ち上げるために垂直に注入することもあります。
ヒアルロン酸注入の際には、注入しすぎると周りに圧力が逃げてマリオネットの外側に余計に厚みが出て段差が強くなることがあるので、注入しすぎないように注意する必要があります。
脂肪注入
下腿部や太もも内側から脂肪を採取してマリオネットラインに注入します。
しわの硬い場合には針先で皮下を剥離することがあります。
脂肪は生着すれば長持ちしますが、しっかり持ち上げるには複数回の注入が必要になることがあります。
外側のたるみ(凸)
ハイフ(HIFU)
ハイフは切らないフェイスリフトとも言われており、フェイスリフトで引き上げるSMAS層(表在筋膜)を超音波を使って熱収縮させてリフトアップさせます。
痛みやダウンタイムがほとんどないため大変人気の施術です。
フェイスラインのたるみを引き上げることでマリオネットラインを目立ちにくくさせます。
糸のリフト
糸のトゲ(コグ)でたるみをひっかけてフェイスラインやjowlなどのたるみをリフトアップします。
糸にはアンカータイプ(ミントリフト)とフローティングタイプ(ミントリフト2ミニ)の2つがあります。
アンカータイプではダウンタイムは長いですが、リフト効果は出やすく、フローティングタイプでは、ダウンタイムは短く効果もそこそこ高くてバランスが良いので人気の施術になっています。
jowlやフェイスラインのたるみを引き上げてマリオネットライン上のたるみ(厚み)を減らすことでマリオネットラインを改善します。
フェイスリフト
耳のラインに沿って切開し、SMAS(表在筋膜)をリフトアップし、余分な皮膚を切除します。
たるみを直接切除しますので、リフトアップ効果は出やすく効果も長持ちします。
ただし、ダウンタイムは2週間ほど見ていただく必要があります。
脂肪注入も合わせて行うとマリオネットラインをかなり改善させることが可能です。
<脂肪の厚み>
BNLS
天然ハーブの成分からなり、注射することで脂肪を分解しむくみを減らすことができます。
翌日になれば腫れはほとんど引き、効果は3日~1週間くらいですぐに出てきます。
1週間ごとに3回くらい行うと良いと言われています。
マリオネットラインの上部のみ行う場合は片側で1~2cc、jowlやホホなど一緒に行う場合は片側で3~5ccくらいが目安になります。
BNLSneoでは脂肪溶解成分が追加されておりさらに効果的です。
人によってマリオネットライン自体の凹みなのか、外側のたるみ(凸)が原因なのか、それとも両方組み合わさっているのかは違います。
それぞれお顔に合った治療を選択する必要があり、さらに治療を組み合わせると効果的です。
どのようにしたらよいかわからない方はお気軽に無料カウンセリングをご利用ください。