「ツヤ・ハリがない、しわがある」薄い唇をぷっくりさせる方法を紹介
ふっくら、ぷっくりした唇は若々しく女性らしく見えます。
つやがあってぷっくりとしたM字の上唇、ボリューム感があるアヒル口、上がった口角、セクシーで憧れますよね。
逆に年齢と共に唇が委縮してボリュームがなくなってくると老けた印象の唇となり、お顔全体も老けて見えてしまいます。
若々しい唇になってきれいに美しくなりたいですよね。 唇にボリュームを出すことであこがれの唇に近づけることができます。
目次
唇の名称
まずは唇の名称ですが、赤い乾燥している部分、いわゆる”唇”の部分は赤唇と呼ばれています。
皮膚ですが脂肪が少ないため赤く見えます。
赤唇の周辺の口周り部分は白唇と呼ばれています。
唇中央のM字のラインは天使の弓のような形なのでキューピッドボウと呼ばれています。
あとは上唇の真ん中のぷっくりは上口唇結節、鼻の下の溝(人中)のサイドの2本の出っ張ったラインは人中稜(にんちゅうりょう)と呼ばれています。
若々しい唇とは
若々しくセクシーな唇とは、ボリュームのある唇です。
単に全体に大きいタラコ唇でなく、程よい大きさのメリハリのある唇が理想です。
◎メリハリのある上唇のM字(キューピッドボウ)
◎ふっくらしてしわがなくハリ・つやのある唇
◎上がった口角
◎ボリュームがあり外反したアヒル口のような唇
このような若々しい女性らしい唇になりたいですよね。
整形で唇にメリハリをつけて適切にボリュームを出すことであこがれの唇になることができます。
唇の老化
年齢と共に唇の筋肉や皮下組織などは委縮してボリュームがなくなっていきます。
ボリュームがなくなると唇は下記のようになります。
・唇の辺縁がぼやける
・唇のハリ(つやがなくなり縦じわが増える)
・M字(キューピッドボウ)が平坦化してくる
・唇が薄くなる
・凹凸がなくなりメリハリがなくなる
また、口元の骨が委縮して土台が落ち込んでいくことで唇が内反し、鼻の下がたるんで伸びてくることでもさらに唇は薄くなります。
さらに、唇の外側のボリュームがなくなると口角は下がって見え、口角や筋肉のたるみ、口角を下げる筋肉の拘縮などでさらに口角は下がって老けて見えてします。
唇をふっくらさせて唇の縦じわをなくす方法
唇をぷっくりさせてたり、唇の細かな縦じわをとるには唇にボリュームを出す必要があります。
唇がぷっくりすればセクシーで魅力的な印象になり、若返り効果もあります。
ボリュームを出すには注射でヒアルロン酸、コラーゲン、脂肪などのフィラーを注入する方法があります。
また、鼻の下が長い方ではリップリフトをおこなうと、伸びた鼻の下を短くして薄くなった唇を大きく(厚く)する効果があります(リップリフト)
以下、詳しく解説します。
フィラー注入について
唇のフィラー注入はヒアルロン酸、コラーゲン、脂肪などがあります。
注入の仕方にバリエーションがあり、その方のご希望や唇の状態に合わせた方法で注入します。
①赤唇を大きくしたり、外反させる。
⇒Marginal injection ,Eversion technique
②赤唇をふっくらさせて張りを出す。
⇒Volumization technique
③上唇のM字(キューピッドボウ)をはっきりさせる。
⇒Vermilion border injection technique
④上唇真ん中のふくらみをふっくらさせてメリハリをつける。
⇒Volumization technique
などが代表的な注入方法です。
全体にふっくらきれいにしたい場合はそれら全てを組み合わせることもあります。
また、口角を上げる場合は上唇の外側中心にフィラーを注入して口角のラインを上げます。
ボトックスを併用するとより効果的です(口角を上げるセット)。
口角が上がりやすくなり笑顔で明るく見えるようになります。
※注意点1(入れすぎ注意)
唇はボリュームを出しすぎると不自然なたらこ唇になってしまい逆効果です。
目が慣れてしまうと不自然さに気づかなくなってしまいます。
人によって唇の上がり方には差がありますし、その方に合わせた適切な量で注入する必要があります。
どんどんボリュームを出すのではなく、足りない分を補うというイメージで注入する必要があります。
※注意点2(痛み、内出血)
唇は内出血しやすいため鈍針を使用すると内出血がぐっと減らせますのでおすすめです。
また、唇は痛みに敏感な部位ですが、神経ブロックを行うと痛みをかなり軽減することが出来ます。
さらに笑気ガスを使用することも可能です。
学会でも発表した安全な注入方法
第106回美容外科学会で院長が唇のフィラー注入のやり方や安全に注入する方法などについて発表しました!
当院では院長をはじめ、安全できれいに仕上がるようなフィラー注入に取り組んでいます。
フィラー注入は何も考えずに注入すると血流障害などのリスクがあるので注意が必要です。
学術活動にも力を入れているもとびドクター陣が、学会でも発表した安全な注入法で丁寧に施術をおこないます。
フィラーの種類について
さて、フィラーには上述のようにヒアルロン酸、コラーゲン、脂肪などがありますが、それぞれについて説明させていただきます。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸を注入して唇をふっくらさせます。
ヒアルロン酸は柔らかすぎると持ち上がりが弱くてすぐに吸収されやすく、硬すぎるとゴツゴツして凹凸が出やすくなったりします。 当院では唇のボリュームを出すのに最適なスタイレージSを使用しています。
ヒアルロン酸はもともと体に存在する成分なので安心ですし、気に入らなければヒアルロニダーゼで溶かすことができます。
効果の持続は、初回は半年ほどですが、繰り返して土台が残るともっと長く保つようになります。
ベビーコラーゲン
コラーゲンはなじみやすいため、きれいに滑らかにボリュームを出すことができます。
また、ヒアルロン酸のように透明ではないため、より自然な色とハリを出すことができます。
赤ちゃんに多いⅢ型コラーゲンが多く含まれており、再生作用もあるためしわしわの唇により若々しい張りが出ます。
潤いを保つのでカサカサした唇にも効果的です。
効果の持続は3~6か月です。
繰り返すごとに再生作用のため長持ちしやすくなります。
ただし、ヒアルロン酸のように溶かすことはできません。
脂肪
長持ちさせたいなら脂肪注入が良いです。
ただし、脂肪は粗く柔らかいため、微調整して形を整えるというよりは全体にぷっくりボリュームを出す感じになります。
また、ある程度吸収されますので、複数回の注入が必要になることがあります。 脂肪注入も溶かせません。
量を入れすぎたり、塊で入れたりするとしこりや凹凸などのリスクが上がるため丁寧に細かく分散して注入していきます。
手術について
リップリフト
リップリフトで上唇の中央付近を厚くすることが出来ます。
鼻の下は14mmくらいがちょうど良いと言われています。
皆さんの鼻の下は何ミリでしょうか?
老化すると鼻の下が長くなり間延びして老けて見えてしまいます。
リップリフトでは鼻の下を切開することで鼻の下のたるみを除去し長さを短縮します。
鼻の下の長さが適正になることでお顔のバランスが改善して印象が良くなります。
さらに唇が持ち上げられて、上唇の中央付近を中心に唇と厚くすることができます。
(口角付近あまり上がりません。)
以上、唇をぷっくりさせる整形について解説させていただきました。 ご自身がどうしたら良いのかわからない方では遠慮なくご相談いただければと思います。